美食の国ペルーのバランコにある高級レストラン「KJOLLE/コイェ」に行ってきました!
〝KJOLLE〟の読み方は日本人の私にとってとても難しいです。
私にはペルー人の発音が「コイェ」と聞こえるので「コイェ」と呼んでいきます。
ペルーの食材・素材にこだわりぬいたお店からお料理まで詳しくご紹介します。
ペルー旅行に便利なeSIMはこちらKJOLLEとは
〝Kjolle〟(コイェ)は、アンデスの標高が高いエリアに咲く黄色い花の名前だそうです。
若手女性シェフ
シェフは、The World’s Best Female Chef in 2021(2021年の最優秀女性シェフランキング)で第一位に輝いた若手女性シェフのPía León(ピア・レオン)さん。
彼女が手がけるレストラン「KJOLLE/コイェ」は、2023年のThe World’s 50 Best Restaurantsで第28位。
世界一に輝いたレストラン「CENTRAL/セントラル」の姉妹店です。
彼女の旦那様は、2023年世界一に輝いたレストラン「CENTRAL/セントラル」のオーナーでありシェフのVirgilio Martinez(ヴィルヒリオ・マルティネス)さん。
ピアさんは、ヴィルヒリオさんの右腕として「CENTRAL/セントラル」で10年働いたのち、新たな挑戦として2018年に「KJOLLE/コイェ」をオープン。
コンセプト
- メガ•ダイバーシティ = 豊かな生物学的多様性
- ペルーのエコシステム = 同じ領域で暮らす生物や植物が相互依存関係によって生態系を維持している仕組み
ヴィルヒリオさんと彼の妹Marlena (マレナ)と共に、Mater Iniciativa(マテル・イニシアティバ)でペルーの生態系の研究をしています。
ペルーの海、海岸、アンデス、アマゾンで採取された食材は、リマにある「CENTRAL/セントラル」と「KJOLLE/コイェ」、クスコにある「Mil/ミル」のレストランで使われています。
ペルーの食材・素材にこだわっている一流レストランです。
レストラン
「KJOLLE/コイェ」は2018年にオープン。
Kjolle
住所 Av. Pedro de Osma 301, Barranco 15063, Peru
営業時間 火 7-9pm 水-土 12:45-2:45pm 7-9pm
定休日 日月
ペルー•リマ南側のおしゃれな街バランコにあります。
「CENTRAL/セントラル」の姉妹店で、同じ建物の中にあります。
入り口の受付にて予約を確認したのち、受付の方に案内されながら小道を歩いて建物に向かいます。
内装
「KJOLLE/コイェ」は階段を上がって2階にあります。
モダンでおしゃれなデザインの内装です。
ビンに入っているのは、ペルーの食材たち。
木と石の素材の組み合わせなど、至る所にこだわりが見られます。
トイレまでもおしゃれ。
こだわりが細部まで行き渡っています。
メニュー
コースメニューのみの「CENTRAL/セントラル」に対して、「KJOLLE/コイェ」はコースメニューとアラカルトもあります。
事前にふたりでアラカルトを予約しましたが、当日ひとり分だけコースに変更する事ができました。
シェフのピアさんは、「KJOLLE/コイェ」を一言で表現するなら?の質問に対して〝Color/カラー〟と答えていました。
どのお料理も色鮮やかで美しかったです。ひとつひとつご紹介していきます。
コース
KJOLLE experience のコースはひとりs./669(ソレス)= 約¥26,000 – $187(2023年7月現在)
おしゃれな陶器の食器は、全て地元のバランコの工房で作られた物だそうです。
一品目 HIGHT ALTITUDE ROOT
標高が高いエリアで採れた根菜類。
〝Maca/マカ〟はペルーのアンデスで採れる植物で、滋養強壮や精力増強、更年期障害の症状の改善に効果があります。
まず最初に黒いカップに入った物をカップごとひと口で食べる様に勧められました。
暖かいパンは柔らかくて最高に美味しかったです。
バター香るクロワッサンの様な味わいもありました。
パンに添えてある、根菜類の黄色いソースに緑のミントオイルをその場でかけてくれました。
ほんのり甘い、フォーム状のバターもパンに合ってとても美味しかったです。
2品目 SEA BASS AND CLAMS
キヌアとキヌアの葉がのっています。
〝Quinoa/キヌア〟は、栄養価が高く〝スーパーフード〟と呼ばれている植物です。
3品目 SQUID AND HUAMANTANGA
セビーチェの様なレモンが効いたさっぱりした一品でした。
緑色のスライスされているものが、〝HUAMANTANGA/ワマンタンガ〟でアンデスで採れる芋の一種です。
4品目 TUBERS
TUBER(トゥーバァ)とは、塊茎(かいけい)の事で地下にある茎が養分を蓄えて肥大したもの = 芋類の事です。
ペルーには色も形もさまざまな3000種類以上の芋があると言われています。
その中でも有名な芋は、〝Yuca/ユカ〟や〝Olluco/オユコ〟です。
スライスされたそれらの鮮やかな塊茎が美しく盛られています。
味は、甘くないお芋のタルトの様な感じでした。
5品目 SCALLOPS AND SEEDS
これもセビーチェ・ティラディートのようなレモンが効いたさっぱりした一品。
白いレモン汁には、〝Pacae/パカエ〟または〝Panay/パカイ〟と呼ばれるフルーツが使われているようです。
6品目 RIVER SHRIMP
川海老がプリっとしていて美味しかったです。
レタスはお口直しでした。盛り付けが斬新で美しいです。
7品目 BEEF CHECK
柔らかいビーフチークは少し塩気が強かったですが、添えてあるほんのり甘いコーンクリームの様な物と一緒に食べると中和されてとても美味しかったです。
8品目 MATER CACAO AND CHOCOLATE
チョコレート好きにはたまらない、全てまったく違う食感・味のチョコレートデザートでした。
特に左下はチョコレートムースと右上の甘くないサッパリしたソルベが美味しかったです。
感動するくらい美味しかったので、お土産にチョコレートを購入しました。
サービスデザート
記念日のサービスで頂きました。
上にはかき氷、下にはクリームとスポンジと層になっているデザートで、まとめて食べると抹茶の和菓子を思わせるさっぱりしたデザートでした。
アラカルト
SEA BASS AND OLLUCO
鮮やかで美しい盛り付け。
シーバスは柔らかく、ムース状のソースとOlluco/オユコ(赤い縁取りのスライスされた芋)との相性は抜群でした。
ドリンク
期間限定で、フランス・パリの「Little Red Door/リトル・レッド・ドア」という有名なバーとのコラボレーションをしていました。
Little Red Doorは2012年のオープン以来、The World’s 50 Best Barに毎年の様にランクインしているそうで、2022年には第5位になりました。
左 : MATER Q’AQE•BITTER ORANGE JUICE
オールドファッションなどが好きな夫は、BITTERが入っているこちらをおすすめされてオーダーしました。
右 : CAÑA MATER•AJÍ AMARILLO•PAICO
私はスパイシー(辛い)なカクテルが好きなので、こちらをオーダーしました。
上に乗っている黄土色の物がAJÍ AMARILLO/アヒ・アマリージョで、ペルーの唐辛子です。
そんなに辛くなくてサッパリしたドリンクでした。
お土産
KJOLLEの花が描かれたカードとそれを入れる布の袋がお土産でした。
最後の最後まできめ細かいサービスです。
行く前に
夫婦の信念やこだわりを知る事ができます。
KJOLLEまとめ
美食の国ペルーは、海の幸からアマゾン・アンデスの恵まで食材の宝庫。
「KJOLLE/コイェ」はペルーの食材・素材にこだわりぬいた一流レストランでした。
コースはもちろん、アラカルトで好きな物を楽しめるのも魅力です。
全てのお料理・サービスに大満足でした。
ペルーでおすすめの高級レストランです!
ペルー旅行に便利なeSIMはこちら