エジプト・ルクソールは、古代エジプトの歴史が凝縮された街。
王家の谷、王妃の谷、ハチェプスト女王葬祭殿、メムノンの巨像、カルナック神殿、ルクソール神殿など、見どころを挙げるときりがありません。
これらを個人で回ろうとすると、
- 移動手段の確保
- 強烈な日差しの中でのスケジュール管理
- 複数のチケット購入
- 強引な客引きの回避
など、想像以上にハードです。
そこで今回は、ルクソールの主要遺跡を1日で効率よく巡れるガイド付きツアーを利用しました。
結論から言うと、精神的にも体力的にもとても楽だったので大正解でした!
実際の体験をもとに、1日ツアーの流れや見どころなどをご紹介します。
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ルクソール観光1日ツアー
実際に参加したツアー

ルクソール:王家の谷、ハチェプスト神殿、カルナック神殿、ルクソール神殿1日ツアー
という、ルクソールの代表的な遺跡を網羅する1日ツアーです。
Viator(ビアター)で評価が高い送迎付きの英語ガイドツアーを予約しました。
- ホテル送迎付き
- 移動はすべてエアコン付き自家用車
- 公認ガイド(エジプト学者)同行
- 遺跡のチケット代込み
- ランチ込み
- ペットボトルの飲料水込み
という内容で、暑さや移動の負担、客引きのストレスを最小限に抑えられました。
ツアー料金は高いですが、チケット代も含まれています。
- 王家の谷 750EGP
- ハチェプスト女王葬祭殿 440EGP
- 王妃の谷 220EGP
- メムノン巨像 無料
- カルナック神殿 600EGP
- ルクソール神殿 500EGP
合計 2,510EGP(約7,700円 = $48 – 2026年3月のレート)
料金は年々値上がりしているので、最新の料金は公式サイトでご確認ください。
1日ツアーを選んで良かった理由
- 移動はすべて車 – 体力の消耗を抑えられる
- 効率よく何か所も回れる – 1日で主要な観光地を網羅
- 公認ガイド付き – 歴史を理解しながら楽しめる
- チケット手配不要 – 手間が省ける
- 強引な客引きに遭わない – 無駄なストレスを減らせる
この1日ツアーは、ルクソールの代表的遺跡を網羅しつつ精神的にも体力的にもとても楽でした!
ルクソール出身の公認ガイドさんは、知識や経験が豊富で、満足度の高いツアーになりました。
Viatorを使って予約するメリット
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- 送迎付きや少人数ツアー等選択肢が多い
- カード決済で現地支払いの不安が少ない
- 初めての国・治安が不安な場所でも安心して利用できる
ルクソールの1日観光ツアーは種類も多いため、Viatorで内容や口コミを比較しながら選ぶと、自分に合ったツアーを見つけやすいと思います。
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【体験記】1日ツアーの流れ
- 8:15 ホテルで待ち合わせ
- 9:00 王家の谷|歴代ファラオが眠る聖地
- 11:00 ハチェプスト女王葬祭殿|女性ファラオの威厳
- 12:15 お土産屋さんでトイレ休憩
- 12:45 王妃の谷|王妃や王族が眠る墓地
- 13:15 メムノンの巨像|アメンヘテプ3世の巨大石像
- 13:30 ランチ
- 14:30 カルナック神殿|圧倒的スケールの大神殿
- 16:00 ルクソール神殿|街中に溶け込む遺跡
2025年11月中旬に訪れた時の体験記と合わせて見どころもご紹介します。
8:15 ホテルで待ち合わせ

今日一日お世話になる運転手さんが滞在しているホテルまで迎えに来てくれました。
清潔感のある綺麗なSUVでとても快適でした。

この橋は最近できたそうで、この橋ができる前はかなり遠回りしないと反対側には渡れなかったそうです。
この橋ができて1〜2時間も時間短縮ができるようになったと、運転手さんが教えてくれました。
9:00 王家の谷|歴代ファラオが眠る聖地
最初に訪れたのは、西岸にある「王家の谷」でした。
新王国時代のファラオたちが眠る墓地で、ツタンカーメン王の墓が発見された場所としても有名です。

ここで公認ガイドさんと合流しました。早速中に入って行きます。
どの遺跡にも入り口にはスーク(お土産屋さん)があり、ここで客引きの洗礼を受けます。


王家の谷では、現在までに63の墓(トゥーム)が発見されているそうです。
ビジターセンターにある模型は立体的になっており、横から見るとそれぞれの王墓がどのような形をしているのか見ることができます。


徒歩で行くこともできますが、ゴルフカート(有料: 20EGP)に乗って奥まで行きました。往復の代金はツアーに含まれていました。
日差しも強く内容の濃い長い1日なので、体力は温存しておいた方がいいです。

到着!ここにもかわいい野良犬がいました。
ピラミッドは目立つため盗掘の標的になりやすく、その対策として、乾燥した岩山に囲まれた谷に王墓が造られるようになったそうです。

一般入場券は、当日に公開されている追加料金なしで入れる王墓の中で3か所自由に選び見学できます。
KV62 ツタンカーメン、KV17 セティ1世、KV23 アイなど一部の王墓は別途チケットが必要です。
私たちは一般入場券でガイドさんにお任せして3か所回りました。中でも、保存状態が良くレリーフなどがきれいに残っている王墓を中心に案内してくれたようでした。
ガイドさんは中には入らないため、入口で解説を聞いてから、それぞれ自分たちで見学します。
正直なところ情報量が多すぎて頭が追いつきません。それぞれの王墓には案内板が設置されているので、写真に収めておき、中に入ったら地図を見ながら見どころを確認すると見逃しがなくていいと思います。
王家の谷(Valley of the Kings)
一般入場券:750EGP、一部追加料金
KV8 メルエンプタハ王の墓


まずひとつ目は、王家の谷の中で最も深くて長いと言われている「メルエンプタハ王の墓」。全長160メートルもあるそうです。
メルエンプタハは、古代エジプト第19王朝の第4代ファラオ。ラムセス2世の第13王子であり、60歳を超えて即位したそうです。

中に入ってすぐ、入口付近に残る色鮮やかなレリーフに目を奪われます。
メルエンプタハ王(左)が太陽神:ラー様(右)に敬意を表しているところ。

そして通路の壁にびっしりと彫られた、ヒエログリフ(古代エジプトの象形文字)は圧巻。
直線構造で階段を降りて最深部まで進みます。内部は狭く湿度が高めでした。

前室には、レリーフやヒエログリフが刻まれた石棺(せっかん)。

エジプト神話の神々のレリーフ。

最深部近くには広い空間があり、そこが埋葬室(玄室)で、大型の石棺と人形棺(にんぎょうかん)が置かれています。
柵がありこの先には行けませんでした。
ここでやっかいなのが、柵の奥まで連れて行って見せてあげるよという係の人。笑
もしかして善意なのかもしれませんが、チップを請求される可能性もあるので要注意。
KV6 ラムセス9世の墓

ふたつ目が、「ラムセス9世の墓」です。ラムセス9世は、古代エジプト第20王朝ファラオ。
この王墓は、死去前に完成していなかったと考えられており、急いで仕上げられた跡があるそうです。

入り口付近の通路にはヒエログリフやレリーフがびっしり。こちらも圧巻です。
こちらも直線構造で、浅い下り坂の通路です。

メルエンプタハ王の墓よりも豪華で綺麗にレリーフが残っています。
3000年以上も前に、こんなにも大規模で精巧な王墓が造られていたなんて、本当に驚きです。

ラムセス9世が神々に祈りを捧げるレリーフ。

柵があり、下まで行くことはできませんでした。
この下に埋葬室があるようです。そこにも豪華なレリーフがあるようで実際に見てみたかったです。
ここにも係の人がいて、下行って写真撮ってあげるよスマホ貸してと言ってきます。笑
KV14 タウセルトとセトナクトの墓

最後の最後に案内板の存在に気づき、写真に収めてから中へ。地図を見ながら見どころを確認できたので、とても分かりやすかったです。

タウセルトは第19王朝の女王(大王妃) で、セトナクトは第20王朝の創始者です。
元々はタウセルト女王のために造られた墓でしたが、後にセトナクト王 によって再利用・拡張されたそうです。
拡張後は、王墓としてはかなり大きな112メートルを超える大きさになりました。 埋葬室がふたつあるのが特徴です。

こちらも直線構造でまっすぐ奥に進んで行きます。

通路の上部にあるレリーフは、ホルス神(左:鷹の頭)とアヌビス神(右:ジャッカルの頭)が、二体のオシリス神(中央)の前に立つ場面。


色鮮やかなレリーフが綺麗に残っています。
左側のレリーフは、雄羊頭の鳥として描かれる太陽神:ラー様の魂と、「洞窟の書」の場面。
王もラー様と同じように毎日再生すると信じられていたそうです。

こちらの部屋は比較的シンプルですが、大きな石棺が真ん中に置いてありました。

通路の左右には、マアト(秩序の女神)の翼に包まれるプタハ神(中央)。

向かって左側の正面のレリーフは、玉座に座るオシリスと、蓮の上に立つホルスの四人の息子。
1日ツアーの最初の観光地でしたが、もうすでに情報量が多いです。笑
11:00 ハチェプスト女王葬祭殿|女性ファラオの威厳

次に訪れたのは、断崖を背に建つ「ハトシェプスト女王葬祭殿」です。
古代エジプトを治めた数少ない女性ファラオの一人、第18王朝の女王ハトシェプストによって建てられた葬祭殿です。
三層のテラス構造になっており、各テラスは長いスロープ(坂道)でつながっています。断崖の岩壁に向かって階段状に上がっていく造りになっています。
左右対称の美しい建築は、ほかの神殿とはまた違った存在感があります。その権力と手腕の大きさが、この壮大な建築からも伝わってきます。
葬祭殿の中には3つの礼拝所(聖域)があり、それぞれで儀式が行われ、信仰の場として使われていました。
- アメン神の聖所(上段テラス中央最奥)
- ハトホル神の礼拝所(中段テラス南側)
- アヌビス神の礼拝所(中段テラス北側)
王家の谷と同様にゴルフカート(有料)で近くまで行くことができます。ツアー料金に含まれていました。
私たちは約1時間かけて見て回りました。
ハチェプスト女王葬祭殿(Hatshepsut Temple)
入場券:440EGP
下段テラス

下段テラス入り口付近には、かつて植えられていたペルセアの木の跡が2か所残っています。

下段テラスは、幅75m、奥行き120mもの広さがあります。

参道を進むと、スロープの横にはスフィンクス像があります。
人の頭とライオンの体を持つ像で、女王ハトシェプストを表しているそうです。
中段テラス

中段テラスは、幅90m、奥行き75mの広さがあります。
葬祭殿に近づくにつれて、その迫力とスケールの大きさをより実感できます。

中段テラスの南側には「女神ハトホルの礼拝所」があり、柱やレリーフが残されています。


北側には「冥界の神アヌビスの礼拝所」があり、ハトシェプストを導くアヌビス神のレリーフなどを見ることができます。


ハトシェプスト女王が神に供物を捧げる場面(左)とアヌビス神(右)に供物を捧げる場面が描かれています。
上段テラス

スロープを登り、上段テラスに向かいます。

上段テラスには26本の柱が並び、それぞれの前には高さ約5.2mのオシリス神の姿で表現されたハトシェプスト像が並んでいたそうです。

損壊している部分も多いものの、一部は美しく残っています。

スロープを登りまっすぐ進むと、中央の最奥に「アメン神の聖所」があります。(行列の先)


聖船(バルク)が安置されていた部屋です。
3つの空間がありますが、残念ながら第2、第3の部屋へは入ることができませんでした。


上部テラス北側には太陽神:ラーを崇拝する中庭があり、中央には空に向かって開かれた祭壇が設けられていました。

当時はどんな様子だったのでしょうか。
12:15 お土産屋さんでトイレ休憩

ツアーの一部として自動的にお土産屋さんに連れてこられました。ガイドさんが契約しているお店なのでしょうか。
綺麗なトイレを無料で利用することができたので、ちょうどよかったです。


まずはデモンストレーションを交えながら、石の塊からどのようにアートや雑貨が作られているのか過程を説明してくれました。

白やクリーム系のアラバスターストーンがとても綺麗でした。
キャンドルスタンドや花瓶などいろんなスタイルの物がありました。

ドリンクを聞かれ、(たしか)ざくろティーをお願いしました。

すぐ出たら失礼かなと変な気持ちになり、ドリンクを飲みながら店内を見て回りました。結局何も買わずに退店。
こういう場合、チップを渡すものなのかよくわかりません。チップは渡さず出てきました。
12:45 王妃の谷|王妃や王族が眠る墓地

王妃の谷は、王妃や王子・王女など王族が葬られた墓地で、王家の谷の近くにあります。
現在までに90以上の墓が発見されており、ラメセス2世の王妃 ネフェルタリの墓(Tomb of Nefertari)が特に有名で最も美しい墓と言われているそうです。

しかし、王妃ネフェルタリの墓は修復作業のため2024年3月頃から閉鎖されており、私たちが行った2025年11月中旬も残念ながら見学することはできませんでした。
そのためガイドさんから「この場所は飛ばすか、それとも行くか」と聞かれました。ガイドさん的には「飛ばしてもいいと思うよ〜」という雰囲気でしたが、ツアーにもすでに含まれているしせっかくなので行くことに。
そのためこの場所のチケットは事前に用意されておらず、ガイドさんのクレジットカードが使えないとのことで、「現金を渡すのでクレジットカードで購入してほしい」と頼まれました。そこで自分のクレジットカードでチケットを購入し、その場で2人分の現金440EGPを受け取りました。
もし私たちが行かないと言った場合、そのお金はガイドさんに入ったのでしょうか?
王家の谷と同様に、一般入場券で当日に公開されている追加料金なしで入れるお墓の中で3か所自由に選び見学できます。
王妃 ネフェルタリの墓は追加料金で、閉鎖直前は2,000EGP(約6,250円 = $40 – 2026年3月現在のレート)だったようです。しかも10分の時間制限あり。
実際に行ってみると観光客はほとんどおらず、閑散としていました。
それでも、また次に来られるか分からない場所なので、結果的には行ってよかったと思います。
王妃の谷(Valley of the Queens)
一般入場券:220EGP、王妃 ネフェルタリの墓は追加料金(2024年3月から閉鎖中)
QV55 アメンヘルケプシェフの墓

アメンヘルケプシェフは、古代エジプト第20王朝の王子で、ファラオ・ラムセス3世の長男であり王位継承者でした。
約15歳という若さで亡くなったため王位を継ぐことはできず、後に弟のラムセス4世が王位を継いだそうです。
若くして亡くなったため、王妃の谷に葬られたといわれています。

全体的に鮮やかなレリーフが綺麗に残っています。しっかりガラスで覆われています。

壁画には、ラムセス3世(王子の前にいる)が息子である王子(背が低い子)を神々に紹介し、王子が神々に導かれて冥界へ進む様子が描かれています。

前室の右手側には本物の胎児のミイラが置いてありました。
アメンヘルケプシェフ王子のミイラであるのかは不明です。いろんな説があるようです。

シンプルな構造で、前室、埋葬室、その先に奥室があります。
埋葬室のヒエログリフやレリーフも綺麗に残っています。

花崗岩(かこうがん)の人型棺は元々埋葬室にあったそうですが、現在は奥室に置いてあります。
奥室は天井が低めで装飾はありません。
QV52 ティティの墓

ティティは、古代エジプト第20王朝の王妃で、ファラオ・ラムセス3世の妻と考えられています。

アメンヘルケプシェフ王子の墓と比べると損傷が激しく、色褪せている印象。

中央に埋葬室があり、その左右と奥に小部屋があります。

ティティ王妃は「王の娘」「王の姉妹」「王の妻」「王の母」など多くの称号を持ってたそうで、
壁画にはそれらの称号が記されており、王家の中で非常に高い地位にあった女性だったことが分かるようです。
そのくらい地位の高い王妃のお墓ならきっと色鮮やかで豪華な装飾だったのでしょう。

損傷している部分を想像しながら見学しました。
一般入場券は3か所回れますが、2か所回って王妃の谷観光は終了しました。
13:15 メムノンの巨像|アメンヘテプ3世の巨大石像

ファラオ・アメンホテプ3世の巨大な石像2体です。
かつて存在したアメンホテプ3世の葬祭殿の入口に建てられ、門番のような存在だったようです。

近くに立つとその大きさがよく分かります。高さは約18メートル、重さは約720トンもあるようです。
建造されたのは約3400年前も前だそうで、本当にどうやってこんな巨大な石像を造ったのでしょうか。
古代には、この像の一つが夜明けになると音を出すことから「歌うメムノン」と呼ばれていたそうです。
メムノンの巨像(Colossi of Memnon)
入場料:無料
13:30 ランチ

砂漠の中に、まるでオアシスのように緑が広がる、綺麗に手入れされた庭がある場所に来ました。


ツタンカーメンの墓を発見した考古学者 ハワード・カーター(Howard Cater)が1910年〜1939年まで実際に住んでいた家だそうです。
現在は、家の中は小さな博物館になっていて、外はレストランになっているようです。

開放感があり、素敵な場所でした。





ツアーにランチは含まれていましたが、飲み物は別料金でした。ノンアルビールとコーラで220EGPでした。
エジプト旅行では、生野菜や氷は敬遠されがちですが、私たちは普通に食べていました。旅行中お腹を壊すことなく楽しめました。
メインの煮込み料理とエジプトの塩っ気があるライスがとても美味しかったです。
14:30 カルナック神殿|圧倒的スケールの大神殿

ランチの後ナイル川の東側に戻ってきました。ルクソール最大級の遺跡「カルナック神殿」。
約2000年以上にわたり、歴代のファラオによって増築されたそうです。そのため、さまざまな時代の建築が混ざり合った、まるで巨大な神殿都市のような遺跡になっています。
カルナック神殿は大きく分けて次の区域に分かれています。
- アメン大神殿
- ムト神殿
- モントゥ神殿
現在、一般の観光客が主に見学できるのはアメン大神殿です。
かつてはアメン大神殿の前にナイル川から引かれた運河の船着場があったと言われています。

ビジターセンターにはアメン大神殿の模型があり、この神殿だけでもかなり広いことが分かります。
スフィンクス参道から入り、私たちは1時間弱で見て回りました。早足でしたが、主要な見どころは一通り見られたと思います。
カルナック神殿(Karnak Temple)
入場料:600EGP
スフィンクス参道周辺

入口付近には小さめのオベリスクが立っています。もともとは2本一対で建てられていましたが、現在は1本だけが残り、もう1本は台座のみが残っているそうです。

カルナック神殿の参道には、アメン神の象徴である羊の頭を持つスフィンクスが並んでいます。

これらは神殿を守る守護像として造られたもので、羊の頭とライオンの体を持ち、足元には小さなファラオ像が彫られています。王がアメン神に守られていることを表しているそうです。

巨大な第1塔門から中に入ります。古代エジプトの権力の大きさを肌で感じます。
第1中庭

広い中庭は、幅103m、奥行は84mもあるそうです。
北西にセティ2世の聖舟祠堂(せいしゅうしどう)や中央にはタハルカのキオスクがあります。
キオスクの一部であった10本のパピルス柱のうち、1本だけ綺麗に残っています。

キオスクの中央には一枚岩の供物台があります。

第1中庭が造られる前は中央にスフィンクス参道があり、これらのスフィンクスも中央に並んでいたそうです。現在は中庭の端に移されています。

第1中庭の南側には、ラムセス3世の神殿があります。

第2塔門の前にあるパネジェムの巨像は、もともとはラメセス2世の巨像でしたが、第21王朝のパネジェム1世によって名前が書き換えられたそうです。
布がかかっているのはラメセス2世の巨像で、修復作業中でした。

第2塔門には、王が神々に供物を捧げる場面を描いたレリーフを見ることができます。
大列柱室

第2塔門を通り抜けるとすぐに、カルナック神殿で一番有名な場所「大列柱室」があります。
パピルス柱と呼ばれる、高さ20m以上の巨大な柱が134本もあります。

パピルス柱とは、古代エジプトの植物であるパピルスの形を模した柱で、生命や繁栄を象徴しています。
大きく分けて、つぼみの形をした「閉花式パピルス柱」と、花が開いた形をした「開花式パピルス柱」の2種類があります。
よく見ると中央の12本は開花式、その周囲の122本は閉花式のパピルス柱です。


かつては天井で覆われており、あかりが入るように窓が作られていました。
オベリスク

第4塔門付近には、アスワン産の花崗岩(かこうがん)で造られた2本のオベリスクが立っています。
右側の高い方がハトシェプスト女王のオベリスクで、高さは約30メートル、重さは約320トンあるそうです。
左側がトトメス1世のオベリスクで、高さは約21メートル、重さは不明です。
どちらももともとは2本一対で建てられていましたが、片方は倒壊していて一部が残っています。

聖なる湖の近くに、もう一対のハトシェプスト女王のオベリスクの上半部が展示されています。
大スカラベ

大スカラベとは、スカラベ(フンコロガシ)をかたどった大きな石像のことです。こちらも聖なる湖の近くにあります。
古代エジプトではスカラベは再生や幸運の象徴とされていたそうです。ガイドさんいわく、スカラベの周りを反時計回りに7周すると願いが叶うという言い伝えがあるそうです。

みんな時計回りに回っていましたが、私たちは反時計回りにぐるぐるしておきました。
至聖所周辺

オベリスクの先に進むと、神殿の最も奥にある神聖な「至聖所」があります。

至聖所の手前には、アメン神とハトシェプスト女王の像が立っています。

神の像が安置され、ファラオや神官など限られた人しか入ることができなかったそうです。
第7・8・9塔門

第7塔門と第8塔門の間にある中庭では、1903年の発掘で「隠し場」が発見され、地下から約800体の石像と17,000体以上の青銅像が見つかったそうです。
古くなった神像を神聖な場所に埋めて保管していたと考えられています。


この先に第10塔門があり、第10塔門から羊頭のスフィンクス参道が南のムトの神域まで続いていたそうです。
16:00 ルクソール神殿|街中に溶け込む遺跡

最後に訪れたのは、街中にある「ルクソール神殿」です。午後4時頃で、だんだんと日が沈み始めていました。
ルクソール神殿は、カルナック神殿とスフィンクス参道で結ばれていた神殿で、古代の祭り「オペト祭」の重要な舞台でした。
アメンホテプ3世によって建設され、その後ラムセス2世などのファラオによって増築されたそうです。
ルクソール神殿(Luxor Temple)
入場料:500EGP
第1塔門

第1塔門の前には、座像2体+立像4体=計6体のラメセス2世像と1本のオベリスクがあります。
もともとはオベリスクが2本建てられていましたが、そのうちの1本はフランスに寄贈され、現在はパリのコンコルド広場に建てられています。
ラメセス2世の中庭

ラメセス2世の中庭には、現在も使われているモスクがあります。この場所はローマ時代には教会として使われ、その後モスクへと改築されたそうです。約3400年以上にわたり宗教施設として使われ続けている珍しい場所です。

モスクの反対側には、アメン神・ムト女神・コンス神の聖船(バルク)を安置するための祠堂(しどう)があります。

南側には左右にラメセス2世の立像。

第2塔門の前には二重冠をかぶるラメセス2世の座像が2体あります。
大列柱廊


第2塔門を通り抜けると、左右に座像があります。

14本の開花式パピルス柱が2列に並んでいます。
アメンヘテプ3世の中庭

中庭を囲むように64本の閉花式パピルス柱が2重に立っています。隙間から差し込む夕陽が綺麗でした。

近くで見ると1本1本が巨大です。
アレキサンダー大王の間周辺

アメンホテプ3世が建てた列柱室の先には、コプト教徒によって礼拝室(教会)に改築された広間があります。
壁にはキリスト教の壁画が描かれており、古代エジプトの神殿とキリスト教の歴史が重なる珍しい場所です。

エジプトを征服したギリシャ人のアレキサンダー大王が、神殿の一部を再建した際に造られた部屋です。
壁のレリーフには、アレキサンダー大王が神々に捧げ物をしている場面が描かれています。

神殿の一番奥には「至聖所」があります。本来は屋根で覆われた最も神聖な場所でしたが、現在は天井の一部が失われており、損傷も見られます。そのため神殿外部からも見学することができます。
野外博物館

ルクソール神殿の東側の外には、発掘された石像や神殿の部材などが屋外で展示されています。遺跡の発掘の様子や神殿の歴史を知ることができる場所です。

ローマ時代の神殿の入口で、建物自体は残っていませんが、基礎部分だけ発掘されて公開されています。
スフィンクス参道

カルナック神殿と結ばれていた「スフィンクス参道」は、全長約3km、1000体以上のスフィンクスが並んでいたそうです。

この道は、古代エジプトの重要な祭り「オぺト祭」の行列で使われていました。
オペト祭は、カルナック神殿からルクソール神殿へ神々の像を運ぶ古代エジプトの重要な祭りで、ファラオの神聖な力を更新する儀式だったそうです。
夜のライトアップ
ルクソール神殿は、夕暮れからライトアップされる夜の姿が特に美しい神殿です。少し待てば夕日が沈む時間だったので、暗くなるまで滞在することにしました。
ホテル送迎が付いているツアーでしたが、ここでガイドさんと運転手さんにお礼とチップを渡してお別れしました。
神殿の入り口付近には休憩スペースがあるので、そこでお菓子を食べたりしながら休憩し、暗くなるのを待つことに。
遺跡の中で買ったお菓子2つとコーラは950EGPでした(高い!笑)。サーバーの若い男の子が頑張っていたので、チップもあげました。

休憩スペースの近くには少し高さがある展望台のような場所があり、少し上から見渡すことができます。

暗くなってライトアップされるとまた違った表情です。

ライトアップされたオベリスクとラメセス2世像は迫力があります。



ツアー後に時間がある方は、ライトアップされた夜の姿も必見です。
これでルクソール観光1日ツアーは終了です。所要時間は約10時間でした!
まとめ|ルクソール観光は1日ツアーが効率的
ルクソールの主要遺跡は、1つ1つの情報量が非常に多く、日差しも強いため想像以上に体力も使います。
そのため、ルクソールの代表的な遺跡を網羅する1日ツアーは、初めての方に特におすすめです!
それぞれじっくり時間をかけて観光したい方は時間が足りないので数日に分けて計画した方がいいかもしれません。
限られた時間の中で、ルクソールの歴史をしっかり理解し、無理なく観光したい方は、ぜひ1日ツアーを検討してみてください。
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