台湾旅行で文化や歴史を体感したいなら、台北にある「国立故宮博物院」は外せません。
中国の皇帝たちが収集した膨大な文物を所蔵し、世界四大博物館のひとつにも数えられています。
この記事では実際に観光した体験談をもとに、お得な割引券購入方法や必見の展示など見どころを含め「国立故宮博物院」についてご紹介します。
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国立故宮博物院とは?
基本情報

「国立故宮博物院」は、世界四大博物館に数えられる規模とコレクションを誇る博物館です。
台湾の国立故宮博物院は、ふたつの拠点があります。
本館(北院)は台北市士林区(たいほくし しりんく)に位置し、中国の宮殿のような建物です。所蔵品の数は、歴代皇帝が収集した美術品や工芸品を中心に約70万点。常設展示はそのごく一部の約2万点だそうです。
南部院区は台湾南部の嘉義県(かぎけん)に位置し、2015年にオープンした比較的新しい現代的な建物です。展示品は台北の本館とローテーションしながら公開されているそうです。
本館は初めて台湾・台北を訪れたら、絶対に行きたい定番の観光スポットです。所要時間は2-3時間です。
国立故宮博物院
住所:No. 221, Sec 2, Zhi Shan Rd, Shilin District, Taipei City, 台湾 111
営業時間:9am – 5pm
定休日:月曜日 – 「印象派からモダニズムへ─メトロポリタン美術館名作展」開催期間中(2025年6月14日から10月12日)は月曜日も開館。
アクセス
電車+バスで行く
▼クリックすると拡大できます。

台北駅周辺から行く場合、MRT淡水信義線で「士林駅」まで行き、そこから公共バスに乗り換えます。
「台北駅」から「士林駅」までは約10分。公共バスで国立故宮博物院までは約15分です。乗り換えを含めると約40分の場所にあります。
私たちは「士林駅」からのバスに乗り間違えて、手前にある東呉大学(とうごだいがく)で降りました…。そこから徒歩で20分でした。国立故宮博物院は丘の上にあり、ちょっとしたハイキングになりました。
台北市内やから「士林駅」からタクシー利用も便利です。Uberなら乗車前に値段もわかり安心です。
観光ツアーバスで行く
台北から半日や日帰りのバスツアーなど他の観光スポットとセットになったお得なプランもあるので、気になる方はチェックしてみてください。
移動手段を調べたり心配する必要がなく、一気に複数の観光スポットを周れるのがメリットです。
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チケット料金
本館 | 料金 |
---|---|
一般 | NT $350 |
台湾国籍・永住権・学生 | NT $150 |
18歳以下(国籍問わず)・65歳以上(台湾国籍)他 | 無料 |
団体割引(10名以上)や学生割引(要学生証提示)もあります。
特別展は別料金の場合があります。

チケットは当日にカウンターか無人の機械で購入することができます。

チケットによって柄が違います。
お得な割引券購入方法
チケットはklookやkkdayなどで事前に購入した方がお得です!キャンペーンや割引でさらにお得になることも。
さらにチケット購入の列に並ぶ必要がなく、QRコードをかざすだけですぐに入場できます。
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館内ルール
- 飲食禁止
- 荷物制限
- 写真撮影
飲食禁止
館内は、飲食や水分補給は禁止されています。
食事はカフェやレストラン、休憩スペースを利用しましょう。
荷物制限

リュックやスーツケース、傘など大きめの荷物は館内に持ち込みできません。入館する前にクロークに預けましょう。
大きめのスーツケースがロッカーに入らなくて苦戦している観光客がいましたが、受付の方に相談してなんとかなったようです。
写真撮影
基本的にフラッシュ撮影は禁止です。
三脚やセルフィースティックなども使用禁止です。
国立故宮博物院の見どころ

三大至宝(さんだいしほう)
- 翠玉白菜(すいぎょくはくさい)
- 肉形石(にくがたいし)
- 毛公鼎(もうこうてい)
「翠玉白菜(すいぎょくはくさい)」と「肉形石(にくがたいし)」と「毛公鼎(もうこうてい)」は3つ合わせて、国立故宮博物院の「三大至宝(さんだいしほう)」として知られています。
その中でも国宝級のお宝は、「毛公鼎(もうこうてい)」だけだそうです。「翠玉白菜(すいぎょくはくさい)」と「肉形石(にくがたいし)」は「重要古物」に分類されるそうです。
国立故宮博物院の公式サイトには、必見ルートI(約60分)や必見ルートII(約100分)などあるので、セルフガイドでも十分に満喫できます。
詳しい説明を聞きながら歴史を学びたい方は、ガイドツアーもおすすめです。
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翠玉白菜(すいぎょくはくさい)

翡翠(ひすい)で作られた白菜の彫刻。高さ約19cmの美しすぎる白菜です!
緑の葉の部分には、よく見るとキリギリスが彫刻されています。
原石は、下半分が白、上半分が緑のヒスイ輝石(きせき)を使っているそうで、人工着色ではなく石に元からついていた色を生かしたものだそうです。透明感があって美しい…!
2025年2月に行った時は、残念ながら本館には展示されていませんでした。4月頃まで南部院区に展示されていたようです。ぜひ自分の目見てみたかったです!!
肉形石(にくがたいし)

ゴールドの台座?に乗った角煮。

「肉形石」と呼ばれるこの彫刻は、長さ7.9cm、高さ6.6cmとそんなに大きくはありません。
原石は碧石(へきぎょく=ジャスパー)で、天然の縞模様の特徴を活かし手を加えて豚の角煮にそっくりな石を作ったそうです。最初石だとはわからなかったくらい、リアルな角煮でした。
じっくり間近で見ても角煮にしか見えません…!!本当にいい匂いがしてきそうです。美味しそう笑
毛公鼎(もうこうてい)

青銅器の鼎(かなえ/三本脚の祭器)で、国宝に指定されています。
高さ約53cm、重さ約34kgほどの大きさです。
内側に刻まれた銘文(めいぶん)は500文字以上あり、これまでに知られているものの中で最長だそうです。
国立故宮博物院まとめ

台北旅行で文化や歴史を体験をしたい方には、国立故宮博物院はぜひ訪れてほしいスポットです!
特に「翠玉白菜」や「肉形石」は必見です!本館と南部院区で交互に展示されているそうで、行く前に展示情報を確認してください。
チケットはklookやkkdayで事前に購入した方がお得です!
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士林(しりん)は夜市でも有名なので、国立故宮博物院と士林夜市を絡めて旅行プランを立てるのもおすすめです。
また国立故宮博物院の横にあるレストラン「故宮晶華(Silks Palace)」ではランチやディナーも可能です。