パリの街中で見かけるレンタル自転車「velib’/ヴェリブ」。
利用してみたら気持ち良くてとっても便利だったのでご紹介します!
8月中旬にヨーロッパ旅行に行ってきました!パリを訪れるのは6年ぶり二度目。
パリには観光地がたくさん!レンタル自転車はパリ観光にもってこいの移動手段です。
ヴェリブの使い方・注意点などもまとめました。
>>ヨーロッパ周遊に便利なeSIMはこちら >>フランス旅行に便利なeSIMはこちらヴェリブとは
2007年に設立されたヴェリブ・メトロポールは、世界の自転車シェアリングのパイオニア!
世界最大級の自転車レンタルシステムです。
2018年に電動アシスト付きのレンタル自転車が登場して以来、パリ観光の移動がさらに楽になりました!
特徴
- パリ都市圏に1464ヶ所のドッキングポイント
- 自転車の数19,000台 – そのうち40%が電動アシスト付き
- 2020年の加入者数390,000人
- 地元で雇用された500人近い従業員が日々メンテナンス、サービスの維持・規制に従事
自転車は二種類あり、青は電動アシスト付き、緑は普通の自転車です。
右手側のハンドルには三段階のギア、左手側のハンドルにはベル搭載。
反射板も付いていて、暗くなると自動でライトが点灯します。
中央の画面にコードを入力し、レンタルします。走行中は早さ、使用時間などが表示されます。
前にカゴとスマホを入れられるケースも付いています。
ヴェリブのメリット
ヴェリブにはメリットがたくさんあります!
- 街中にドッキングポイントがあり、レンタルも返却も簡単
- 街中に自転車レーンが整備されているので安全
- パリの景色を楽しみながら、風をきって走るのが爽快
- 電動アシスト付きなら坂道も楽々
- 時間短縮になる
- 一回のレンタル30-45分以内なら無料(自転車のタイプと契約内容による)
- 24時間365日使える
借りるにあたっていくつか注意点もありますが、自転車選びや時間に余裕をもてば大丈夫!
のちほど注意点についても詳しく説明していきます。
街中にドッキングポイントがあり、レンタルも返却も簡単
300メートルごとにドッキングポイントが設置されているそうです。
観光スポット周辺には必ず設置されています。青い丸がドッキングポイントです。
エッフェル塔周辺だけでもこんなにドッキングポイントがあります。
ノートルダム大聖堂周辺にもたくさん!
そのドッキングポイントに自転車が何台あるか、駐車できるスペースが何台あるかなどもアプリから確認できます。
常に最新情報が更新されています。
街中に自転車レーンが整備されているので安全
街中に自転車レーンが整備されているので、自転車ユーザーに優しい街です。
セーヌ川沿い北側の自転車レーン(ルーブル美術館の下)の長いトンネルも楽しい!
自転車レーンと歩行者レーンに分かれています。
特におすすめの自転車レーンは、セーヌ川沿い南側です。
自転車レーンが広くて安心感があり、景色も最高です!
ノートルダム大聖堂の南側からエッフェル塔前までまっすぐ一本レーンが繋がっていて、約20分の距離です。
パリの景色を楽しみながら、時間短縮
電動アシスト付きなら坂道でもスイスイ!
パリの景色を楽しみながら風をきって、観光名所を巡るのがとても楽しくて便利でした。
観光名所の近くには必ずドッキングポイントがあるので、電車を乗り継いで行くより時間短縮になります。
例えばノートルダム大聖堂からエッフェル塔に行きたい場合、電車だと約30分、自転車なら約20分です。
24時間365日使える
夏は日の入りが遅く、パリは午後9時過ぎまで明るいです。
暗くなるのは午後10時頃なので、夜遅くに出かける人が多い印象です。
観光地エリアは特に夜中まで人がたくさん出歩いています。
エッフェル塔前から出るボートツアー(11pm-12am)に行く為、ヴェリブでエッフェル塔に向かいました。
ボートツアーの後、12am過ぎにまたヴェリブでノートルダム大聖堂付近のホテルに帰りました。
ふたりでセーヌ川沿い南側の人通りが多い自転車レーンを通って帰ったので、不安になったり怖い思いはしませんでした。
夜中でもサクッと自転車をレンタルしてホテルに帰れたのはとても便利でした。
ヴェリブの使い方
公式サイトから詳しい使い方をひとつひとつ動画で見る事ができます。
スマホから登録・支払い
まずは公式サイトにアクセスします。
旅行者向けのオプションは、一回、24時間パス、3日パスがあります。
私たちは24–HOUR PASS-ELECTRICを選びました。
このパスは、緑の普通の自転車なら無料で60分以内なら何度もレンタル可能。
青の電動自転車は、無料で45分以内のレンタルが5回まで可能。
無料の回数・時間を超えると追加料金がかかります。
Eメールの登録しパスワードを設定し、先に進みます。
2人分の20€支払いました。
アメックスは使えなかったので、VISAで決済しました。
コード(8桁の数字)とピンナンバー(自分で設定した4桁の数字)をふたりでシェアしました。
ヴェリブをレンタル
アプリから借りたいタイプの自転車がある最寄りのドッキングポイントを探し、そこに行きます。
必ず最初に自転車のサドルやタイヤに不具合がないか確認して下さい。
中央の画面にコードと自分で設定したパスワードを入力します。
☑️マークが表示されれば完了です!
メンテナンスが必要な自転車があったり、問題なさそうな自転車でもドッキングポイントから外せない自転車が何台もありました。
自転車が外せたら、サドルを調整して、一漕ぎしてブレーキが効くか電動アシスト付きなら電動アシストが機能するかなど確認して下さい。
パリ観光を楽しんで下さい!
ヴェリブの注意点
私達の経験を踏まえ、注意点をまとめました。
- インターネット接続
- 決済にアメックスが使えない
- 動きやすい服装、夏は暑さ・冬は寒さ対策忘れずに
- レンタル前の自転車チェック
- 返却時に自転車をステーションに戻したら画面を確認し、完了した事を確認する
- 無料時間内の5-10分くらい前に余裕を持って返却に向かう
インターネット接続
アプリでドッキングポイントの場所、最新の利用状況などを確認するので常にインターネット接続されていないと最新の情報が更新されません。
街中でもインターネットが使える状態でないと、道順も分からないしヴェリブの利用は難しいと思います。
>>ヨーロッパ周遊に便利なWiFiルーターはこちら >>フランス旅行に便利なWiFiルーターはこちら決済にアメックスが使えない
スマホで登録して支払いした時、アメックスが使えませんでした。
フランスではアメックスが使えないお店が多いので、クレジットカードで決済したいならVISAやマスターカードが必要です。
動きやすい服装、夏は暑さ・冬は寒さ対策を忘れずに
自転車を漕ぐにあたり、動きやすい服装がおすすめです。
ジーンズやタイトなパンツ、スカート、サンダルは避けた方が良いです。
夏は、軽い素材のパンツやショーツ、スニーカー、薄手のシャツ、サングラス、帽子など。
冬は、暖かくて動きやすい格好に、スニーカー、ヒールが高くないブーツなど。
レンタル前の自転車チェック
一番注意したのはレンタル前後の自転車の不具合がないかチェックです。
レンタルする前に必ず確認するべきポイントは、タイヤがパンクしていないか、サドルが壊れていないかです。
コードを入力しドッキングポイントから自転車を外したら、必ず確認すべきポイントはブレーキがしっかり効くか、電動アシストが機能するかです。
タイヤやサドルは目視である程度確認できますが、ブレーキや電動アシストは一漕ぎしないと分かりません。
サドルの高さを調整して、漕いでみて確認してください。
電動アシストが機能しないと普通の自転車よりも重いので、漕ぐのが大変です。何度かその自転車に当たり、しんどい思いをしました。
不具合がある場合、すぐ返却してまた違う自転車をレンタルしましょう。
返却時に自転車をドッキングポイントに戻したら画面を確認し、完了した事を確認
返却する時はしっかりとドッキングポイントにはめて、画面が完了になるまで待ってください。
完了にならないと、返却されたとみなされず追加料金がかかったり、次の自転車が借りれません。
すぐ借りれない事が何度かありました。Eメールでお知らせが来ます。
少し待つとレンタルできます。
無料時間内よりも5-10分くらい前に余裕を持って返却に向かう
選んだオプションによって無料の時間の長さが違いますが、5-10分くらいは余裕を持って返却に向かった方がいいです。
随時ステーションの状況が変わるので、返却しようと思っていたステーションに空きがなくて返却出来なかったりします。
その場合時間内に近くのステーションを探して返却しないと、追加料金がかかってしまいます。
追加料金を払っても良い人は、そのまま目的地まで向かって下さい。
ヴェリブまとめ
自転車が好きな人は、パリ観光はヴェリブで決まり!
パリは広く観光地が離れていて坂道も多いので、電動アシスト付きの自転車がとても便利でした!
風をきって走るのはかなり爽快です!
私達が行ったのは8月中旬でしたが、気温は20-25℃くらいで過ごしやすい天気でした。
動きやすい服装で、夏は暑さ・冬は寒さ対策を忘れずに!
パリは観光客で賑わっていて、歩行者は赤信号でも道路を横断して行く人が多いので、ぶつからないように気をつけて下さい。
夜中に人通りが少ない道や、ひとりで出歩かない方がいいです。
これからパリ旅行に行く方は是非、ヴェリブでパリ観光を楽しんで下さい!
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