外国人配偶者とアメリカから日本帰国 手続きと事前準備ガイド タイムライン

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外国人配偶者とアメリカから日本帰国 手続きと事前準備ガイド タイムライン

外国人配偶者と日本帰国を決めた方や考えている方は、まず何をすれば良いのか漠然とした不安があると思います。

必要な手続きや準備にはどれくらいの時間や費用がかかるのか知りたいことはたくさんあると思います。

実際のタイムラインをもとに、日本帰国に向けて手続きや事前に準備することをまとめました。

私たちはいろいろ考え悩みに悩んで、アメリカから日本に帰国することに決めました。

とりあえず2年。あとは住んでみて合うか合わないか気楽にいこうという感じです。

その時その時、家族にとってベストな選択肢を選ぼうと思っています。国をまたいでの引っ越しはとても大変でした。

だいたいのタイムラインが分かれば、ひとつずつ焦らず順番に進められると思います。

目次

日本帰国の手続き・準備ガイド

  • 要らない物を売る・処分する – できるだけ早く始める
  • ペットの手続き – 7ヶ月前
  • 配偶者ビザの申請 – 3〜4ヶ月前
  • 再入国許可証を申請 – 2ヶ月前
  • 今住んでいる家について – 2ヶ月前
  • 引越しの方法を決める – 2ヶ月前
  • 日本で住む家を探す – 1〜2ヶ月前
  • 家が決まるまでの滞在先を決める – 1ヶ月〜2週間前
  • お金関連を整理する – 1ヶ月
  • 手紙の転送届 – 2週間前
  • 車を売る – 1週間〜数日前

私たちは約1年ほど前から準備を始めました。

日本帰国のチケットの手配はご自身のタイミングで手配してください。

私たちはクレジットカードのポイントでお得にビジネスクラスに搭乗したかったので、帰国予定の約2週間前に安くなったビジネスクラスのチケットをゲットしました。

パスポートの残存有効期限の確認などもお忘れなく。

要らない物を売る・処分する – できるだけ早く始める

売る・処分する方法
  1. 売買サイト
  2. リサイクルショップ
  3. ガレージセール
  4. 寄付
  5. 道端に放置
  6. お住まいの地域のゴミ捨てルールに従い捨てる
  7. 粗大ゴミ引き取り業者に引き取ってもらう

時間があって手間を惜しまない方は①から順に始めると、損せずに断捨離できると思います。

引越しが決まったら、普段使っていない物からどんどん売りに出しましょう。

すぐに売れる時もあれば、時間がかかる時もあります。

引っ越しが決まり次第、早めに始めることをおすすめします。

帰国直前まで売れなかったものは、リサイクルショップに売るか寄付しましょう。

ペットの手続き – 7ヶ月前

ペットを飼っている方は、この手続きが一番時間がかかる項目です。

最低でも7ヶ月かかります。引越しが決まったら、予定日の約7ヶ月前には手続きを始めましょう。

具体的な日にちが決まっていなくてもだいたいの時期が分かる場合は、早めに取り掛かることをおすすめします。

ひとつでも書類に不備があるとペットだけ入国できませんのでご注意ください。係留処分となり、施設で待機させられます。

✔︎合わせて読みたい

▼体験談や実際にかかった総額の費用などをまとめました

>>輸入検疫手続きについてはこちら(愛犬ブログに飛びます☺︎)

配偶者ビザの申請 – 3〜4ヶ月前

書類を集めるところから配偶者ビザを受け取るまでに実際に約3ヶ月半かかりました。

急いでいる方は書類を送る時、送ってもらう時に速達を利用すればもう少し早く完結します。

再入国許可証を申請 – 2ヶ月前

再入国許可証は永住権(グリーンカード)をキープしたい方が申請するものです。

アメリカを出発する60日前に申請することが推奨されています。

再入国許可証を受け取る場所をこれから滞在する国のアメリカ大使館に指定すれば、指紋採取が終わり次第または指紋採取が免除になり次第アメリカを出発することができます。

私は1ヶ月と10日後、義母は約3週間半後には出国可能でした。

今住んでいる家について – 1〜2ヶ月前

アパート

賃貸でアパートを借りている方は、家主にいつ頃退去になりそうか伝えて下さい。

契約にもよりますが、アメリカのアパートはだいたい1〜2ヶ月前に通知する必要があります。

1年単位や2年単位で契約している場合、違約金が発生する場合があるので注意して下さい。

私が今まで住んだアパートは2件とも、1年契約が過ぎた後はmonth to month(月極契約)になるところでした。

その場合、退去する時は約1〜2ヶ月前に通知して問題ありません。

持ち家をどうするか決める

持ち家がある家庭では、持ち家をどうするか決めなければいけません。

海外に資産を残していくか、これが一番迷った項目です。

引越しの方法を決める – 2ヶ月前

  • 個人でダンボールを航空便で送る
  • 個人でダンボールを船便で送る
  • 引越し会社に依頼する
  • 飛行機の預け荷物にする

国をまたいでの引っ越しは、荷物の量や距離によって引越しの方法や値段が変わってくると思います。

日本の家は狭いのでオーバーサイズの家具を持っていくことは一歳考えませんでした。

アメリカと日本では気候や流行が違うので着る服も変わってくると思ったので、一軍以外処分し日本で買おう決めました。

荷物を詰める時に「すぐ使いたい物」「すぐに使わない物」を分けるのがポイントです。貴重品や高価な物は手荷物にした方が良いです。

「すぐ使いたい物」は預け荷物にしたり航空便にしたり、「すぐ使わない物」は船便にしたりと分けることをおすすめします。

個人でダンボールを航空便で送る

  • 比較的早く届く – 約7〜14日
  • ダンボール箱を用意しなければいけない
  • 箱がボコボコになって届く可能性あり
  • 割れ物や入れられない物がある

比較的早く届きますが、2週間以内に使いたい物は飛行機の預け荷物や手荷物にした方が良いです。

個人でダンボールを船便で送る

  • 他の方法に比べて安い
  • 時間がかかる – 約1〜3ヶ月
  • ダンボール箱を用意しなければいけない
  • 箱がボコボコになって届く可能性あり
  • 梱包に注意が必要
  • 割れ物や入れられない物がある

船便は一番時間がかかりますが、一番安い方法です。

厚めのしっかりしたダンボールを準備するのがベストです。

割れ物はもちろん入れないのが得策ですが、潰れたりしそうな物など梱包に注意が必要です。

引越し会社に依頼する

  • 日本語対応
  • オーバーサイズの荷物も取り扱いあり
  • 短期間倉庫で保管してくれる
  • お値段高め
  • 引越しシーズンは割高になる

家具を持って帰る方は、引越し業者に依頼するのが一番です。オーバーサイズの大きい荷物の取り扱いもしています。

日本の会社なら日本語にも対応しているので安心です。

引越しシーズンなどは割高になるので、繁忙期を避けられるのであれば避けた方が良いでしょう。

日本とアメリカの新年度が始まる直前、3〜4月や7〜8月は引越しシーズンのようです。

日本の家が決まっていない場合、決まるまでの短期間倉庫で荷物を保管してくれる会社もあるようです。

飛行機の預け荷物にする

  • 他の方法に比べて安い
  • 到着と同時に受け取れる
  • スーツケースやダンボール箱を用意しなければいけない
  • 詰められる量が少ない
  • 空港まで運ばなければいけない
  • 到着後も預け荷物を受け取り運ばなければいけない
  • 空港配送を利用するならその料金がかかる

私たちは預け荷物の許容量が多いビジネスクラスのチケットをクレジットカードのポイントで購入し、スーツケースで引っ越すと決めました。

ひとりLサイズのスーツケース2個まで無料で、追加で預け荷物1個を購入しました。

それぞれLサイズのスーツケース3個と手荷物のSサイズのスーツケース1個とリュックで引っ越しました。

結果必要最低限の量で引っ越し代も安く済んだので満足です。

荷物が少なくて引越しも楽でしたが、逆に新居が決まってから細かい物までまた一から揃えなければいけなかったので日本での出費が多かったです。

日本に到着したら「すぐ使いたい物」だけ手元に残し、「すぐ使わない物」が入ったLサイズのスーツケース4個は実家に一旦送りました。

日本で住む家を探す – 1〜2ヶ月前

約1〜2ヶ月前から本格的にネットで賃貸物件を探し始めました。

日本移住直後の私たちの状況
  • 夫 – 外国籍、在留資格あり、しばらくアメリカの会社でリモートで働く、日本語少々
  • 私 – 日本国籍、無職になった、日本の運転免許証なし
  • 愛犬 – キャバプー、約10kg

アメリカの広さの単位はsqf(スクエアフィート)で、日本の単位は㎡(平方メートル)です。

  • 50㎡ = 約538sqf
  • 100㎡ = 約1076sqf

希望のエリアに希望の間取りでペット飼育可能な物件がなくて困りました。

ペット飼育可だったとしても5kg以下の小型犬のみOKなアパートが多かったです。

ネットに掲載されている物件は、1〜2ヶ月後には入居できるような物件が多いです。

個人で海外にいながらして契約するのはなかなか難しいようです。

契約前に実際に見たいと思いますし内見必須の物件もあるので、到着に合わせて内見の予定を立てましょう。

人気の物件は、内見可になる前にすでに申し込みが入ったりしていました。

詳しくは下記の記事をチェックしてみてください。

▼いい物件が見つかったらとりあえず問い合わせしてみるべし

アパマンショップでお部屋探し

新生活の住まい探しは、仲介手数料0円のレオパレス21

家が決まるまでの滞在先を決める – 1ヶ月〜2週間前

  • 実家・親戚・友達の家
  • ホテル
  • Airbnb
  • マンスリーアパート

日本で住む家が決まるまでの滞在先を決めなければいけません。

実家が遠くて長く滞在できる場所がなかったので、ドッグフレンドリーなホテルに数泊し、airbnbにとりあえず10日ほど滞在しました。

✔︎合わせて読みたい

東京は手頃な価格のドッグフレンドリーなホテルやAirbnbがとても少ないです。

選択肢がとても少なく予約が埋まりやすいので、ペット連れの方は早めに予約した方がいいです。

住みたいエリアがわからない場合、マンスリーアパートを数ヶ月契約して気になるエリアをチェックしながらゆっくり家を探すのもいいかもしれません。

マンスリーアパートのメリットは家具付きでその住所で転入届が出せる物件があることです。

2週間から住めるホテル・マンスリーのサブスク

お金関連を整理する– 1ヶ月

  • 銀行口座
  • クレジットカード
  • 投資
  • 401(k) など

しばらく使わないと忘れてしまうので、銀行やクレジットカード、投資などお金関連をまとめたり整理しました。

分散している貯金をひとつの口座にまとめたり、今までの投資をどうするか相談しました。

完全帰国することを決めている方は、口座の解約や送金の手続きをしなければいけません。

海外送金は「Wise(ワイズ)」が手数料も安くて便利です。

こちらの招待リンクから登録すると、最大¥75,000まで送金の手数料が無料になります。

手紙の転送届 – 2週間前

  • アメリカ国内への転送はオンラインまたは窓口で
  • 日本への転送は窓口で
  • 本人確認料金$1.1
  • 郵便物のクラスによって最大1年間、新しい住所に転送される

手紙が受け取れなくなるので、アメリカの親戚の家宛に転送届を出しました。

最大2週間かかる場合があるようなので、帰国予定の2週間前には申請を済ませましょう。

USPSの手紙転送・住所変更の詳細についてはこちら

本人確認料金として$1.1かかります。クレジットカードの請求先住所は、古い住所または新しい住所のいずれかと一致する必要があります。

アメリカ国内への転送届はオンラインから申請することができますが、オンラインで本人確認ができなかった場合、手順とバーコードが記載されたEmailが届きます。そのEmailと写真付きのIDを持って最寄りのUSPS窓口に出向き、手続きする必要があるようです。

なんと日本にも転送できます。アメリカ国外への転送届は、最寄りのUSPS窓口に出向く必要があります。

車を売る – 1週間〜数日前

  • 個人売買 – リスクを伴うが、買取価格が全額もらえる
  • 中古車買取会社 – 手前が少なく早く買取が完結できるが、買取価が低くなる

個人売買にはリスクが伴いますが、一番得する方法です。

ラッキーなことに信頼できる友達が買いたいと言っていたので友達に売りました。

引っ越しギリギリまで車が使えてとても助かりました。

まずは「Kelley Blue Book(ケリー・ブルー・ブック)」で売りたい車の価値を調べましょう。

※日本からはアクセスできないようです。

中古車買取会社にお願いすると、手数料が引かれるので買取価格は低くなりますが手っ取り早く完結できます。

日本帰国の準備ガイドまとめ

国をまたいでの引っ越しは、いろんな手続きや準備があり時間がかかります。

私の場合2年前から心の準備を始め、約1年前から日本帰国の準備を始めました。

それでもフライトの前日まで生活しなければいけないので、最後の処理にはバタバタしました。

だいたいのタイムラインが分かれば、ひとつずつ焦らず順番に進められると思います。

携帯電話は海外でも使えるプランだったので、日本の携帯を契約するまではアメリカの携帯を使用していました。

通話は国際電話になって高額になってしまうので、通話以外でできるだけWi-Fiを利用していました。

参考になれば嬉しいです。

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