福島県会津若松市のシンボルである「鶴ヶ城(つるがじょう)」は、四季折々に美しい表情を見せる名城です。正式名称は「会津若松城」です。
一年を通して楽しめる観光地ですが、冬は静けさと幻想的な雰囲気が魅力です。
今回は、冬の鶴ヶ城の見どころやアクセス方法、冬の注意点を含め、実際に年末に訪れた旅行記をご紹介します。
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鶴ヶ城(会津若松城)とは?
基本情報

鶴ヶ城は、会津若松市にある日本のお城です。正式名称は「会津若松城」ですが、一般的には「鶴ヶ城」として知られています。
1384年の室町時代に鶴ヶ城の前身となる館「東黒川館」が築かれ、1593年に天守閣が完成し「鶴ヶ城」と命名されたそうです。
江戸時代には会津藩の拠点となり、戊辰戦争(ぼしんせんそう)の激しい戦いの舞台となりました。
戊辰戦争では新政府軍の一か月に及ぶ猛攻に耐え、「難攻不落の名城」として知られるようになりました。
現在の天守閣は1965年に再建されたもので、城内は博物館として会津の歴史や武具、資料を展示しています。
全国的にも珍しい「赤瓦」の天守は雪景色によく映え、冬ならではの美しさを楽しめます。
鶴ヶ城(会津若松城)
住所:〒965-0873 福島県会津若松市追手町1−1
入館料:公園内 – 無料
個人 | 団体(30〜99名) | 団体(100名以上) | |
---|---|---|---|
茶室麟閣共通券 | 520円 | 460円 | 410円 |
大人 | 410円 | 360円 | 320円 |
小人 | 150円 | 135円 | 120円 |
三施設共通券 (天守閣・茶室麟閣・御薬園) | 730円 | / | / |
営業時間:8:30am – 5pm
休館日:なし
駐車場:あり/有料
所要時間:約1〜2時間
お得な割引券
当日入館券売所で入館券を購入することも可能ですが、事前にWebチケットを購入すると最大11%お得です。
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冬の鶴ヶ城の見どころ

- 鶴ヶ城公園
- 武者走り
- 天守閣
- 赤べこ
- 城内博物館
- 本丸跡
- 茶室麟閣
- 鶴ヶ城イルミネーション
2024年の年末に行った時の旅行記と合わせてご紹介します。
①鶴ヶ城公園

西出丸駐車場に車を停めて、るゆい坂道の「梅坂」から入場しました。公園内は入場無料です。
2024年の年末に行った時は、少しだけ雪が残っていたものの地面は乾いていました。
公園内には約1,000本のソメイヨシノの桜が植えられ、「桜の名所100選」に選ばれているそうです。
春には桜、夏には緑、秋には紅葉、冬には雪景色と四季折々の美しい風景を楽しむことができます。
②武者走り

観光案内所を通り過ぎたところに「武者走り」という、兵が石垣の上に昇り降りするためのV字型の階段があります。V字型は全国的にも珍しいようで、見どころのひとつです。
斜めに見ると結構大きめのハートの石があるので探してみてください。恋愛のパワースポットとも呼ばれているそうです。あえてここではズームアップしません。
③天守閣

天守閣の石垣は、築城当初は自然石を加工せずにそのまま積む手法が使われていたそうです。
そして1611年に会津盆地を震源とする大地震が発生した際に、鶴ヶ城も石垣が崩落し天守閣が傾くなどの大きな被害を受けたそうです。
その後改修し、精度の高い積み方が取り入れられより頑丈で整った石垣へと変化したそうです。

「天守閣」は白い壁に赤瓦が特徴的です。
北国・雪国ならではの低温や積雪に耐えられるように、鉄分を多く含んだ赤瓦が会津で開発されたそうです。やがてこの赤瓦は奥州各地に広まっていきましたが、現在この赤瓦の天守閣が見られるのは国内ではこの鶴ヶ城だけだそうです。
④赤べこ
鶴ヶ城公園には会津を象徴する「赤べこ」のオブジェがあります。
「赤べこ」は「赤い牛」の意味で、会津地方に古くから伝わる首がゆらゆら動く仕組みになっている張り子人形です。魔除けや厄除けの縁起物として親しまれている民芸品です。
⑤城内博物館

塩蔵と5層構造からなる天守閣の内部は歴史博物館として公開されており、会津藩の歴史や戊辰戦争について学ぶことができます。
他のお城と比べると小さいですが、見応えはあります。暖房が効いているので、寒さを避けながらゆっくり見学できます。
⑥本丸跡

公園の中央にある芝生の広場は「本丸跡」で、江戸時代までは藩主が日常生活や政務や公式な儀式をする本丸御殿が建ち並んでいたそうです。
芝エリアは基本的には立ち入り禁止ですが、小中学生に開放することもあるようです。
⑦茶室麟閣

鶴ヶ城公園内には、有名な茶人・千利休(せんのりきゅう)の子・少庵(しょうあん)ゆかりの茶室「麟閣(りんかく)」があります。
千利休が秀吉の怒りに触れて死を命じられ千家が途絶えそうになったとき、少庵を会津にかくまい利休の茶道が途絶えないように、千家の再建を目指したそうです。その時に建てられたのが茶室麟閣です。
そのかいあって許された小庵が京都に帰り、子や孫に千家の茶道が引き継がれたそうです。

抹茶はお菓子付きで600円です。「薯藷饅頭(じょうよまんじゅう)」という、つくねいもと米粉の皮の中に餡が入っ饅頭です。
冬の雪景色を眺めながら抹茶をいただく体験は、他では味わえないひとときです。
茶室麟閣
開園時間:8:30〜17:00(入場締め切り16:30)※抹茶の注文は16:00まで
定休日:無休
⑧鶴ヶ城イルミネーション
夜にはライトアップやイルミネーションが行われることがあります。
雪と光に包まれる鶴ヶ城は幻想的で、昼間とは違った魅力を楽しめます。
アクセス方法
- 車で行く
- 電車+バスで行く
- 観光バスツアーで行く
車で行く
東京からは約4時間。仙台からは約2時間の場所にあります。
会津若松市内は山間部に比べ比較的雪が少ないですが、冬季は路面が凍結することもあるためスタッドレスタイヤが必須です。
鶴ヶ城の周りには駐車場が3ヶ所かありますが、奥にある「西出丸駐車場」がメインの駐車場でお城に一番近いです。ナビ通り鶴ヶ城に到着したら、城の敷地内を奥に進んで行きます。途中一方通行になるので注意してください。
- 西出丸駐車場:普通車200台収容可
- 東口駐車場:普通車129台収容可
- 南口駐車場:普通車35台収容可
最初の1時間 200円、以降1時間毎 100円
2時間程度で十分観光できます。駐車場にはトイレも併設されています。
電車+バスで行く

最寄駅はJRの「会津若松駅」です。そこから会津バスのまちなか周遊バス「ハイカラさん」または「あかべぇ」などに乗車し約20分です。バスは30分間隔程度で運行しており、観光に便利です。
「鶴ヶ城入り口」または「鶴ヶ城三の丸口」下車すぐ。
観光バスツアーで行く
遠方から行く場合、乗り換えも多く交通費がかさむので観光バスツアーへの参加を検討するのもありです。
日帰りツアーや周辺の観光地もまとめて周れるツアーを探してみてください。
宿泊と周辺観光
冬の会津を満喫するなら、周辺の温泉宿に泊まるのもおすすめです。
「湯野上温泉」や「会津若松の東山温泉」はアクセスも良く、観光と温泉の両方を楽しめます。
また、会津エリアは「大内宿」や「塔のへつり」など見どころが多く、旅行プランに組み合わせると充実度が高まります。
冬に訪れる際の注意点
- 冬季はスタッドレス必須
- 防寒対策必須
- 滑りやすい足元
- 営業時間の確認
会津若松市内は、山間部に比べ雪が少ないです。しかし冬季は路面が凍結している場合や、急な天気の変化に備えてスタッドレスタイヤは必須です。
雪や風で体感温度はさらに低くなります。手袋・帽子・マフラーなど防寒対策をお忘れなく。石段や公園内の道は雪や氷で滑りやすいため、滑りにくい靴を用意しましょう。
冬季は日没が早く、イベントや茶室の営業時間も短縮される場合があります。事前に公式サイトでチェックすることをおすすめします。

冬の鶴ヶ城(会津若松城)まとめ
鶴ヶ城は、春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色と1年を通して楽しめる観光スポットです。
冬は冬ならではの静けさと幻想的な雰囲気が魅力で、観光客が少なめなのもゆっくり楽しめました。
城内博物館や茶室もあり、寒さを避けながら歴史や文化を体験できます。
ぜひ、次の福島旅行の参考にしてください。
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