【日本帰国】外国人夫(配偶者)名義でアパートの賃貸契約 家の探し方

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【日本帰国】外国人夫(配偶者)名義でアパートの賃貸契約 家の探し方

外国人配偶者と日本へ帰国予定の方や移住を考えている方にとって、「日本での家探し」「外国人でも賃貸契約できるのか」など不安があると思います。

私たちの日本入国直後の状況

  • 外国人夫 – 在留資格あり、しばらくリモートでアメリカの会社で働く、日本語少々
  • 日本人妻 – 無職になった、日本の運転免許証なし
  • 愛犬 – キャバプー、約12kg

私は日本国籍でも「無職」になったので契約するのは難しいと言われました。

契約者は働いている「外国籍の夫」になりました。

さらにペットOKの物件がとても少ないので、一番苦労するだろうと思っていた「家探し」。運が良かったのか、日本に来てみたら意外とスムーズに家が決まりほっとしています。

前提条件
  • 外国人夫(配偶者)は日本の配偶者ビザ=在留資格あり
  • 夫婦のどちらか一方でも日本語ができる

「日本の配偶者ビザ」の申請が済んでいない方は、下記の記事を参考にしてください。

重要ポイント
  • 日本の会社でも海外の会社でも、夫婦のどちらかが働いている
  • 日本で賃貸契約するには「日本の携帯電話番号」が必要
  • 日本の携帯電話を契約するためには、身分証明書に現住所記載のものが必要

私たちのような状況でもアパートの賃貸契約はできたので、同じような状況の方の参考になると嬉しいです。

実際の体験談をもとに賃貸契約までの流れをご紹介します。

目次

家の探し方

  • 海外からネットで家不動産業者を探す – 帰国の約1〜2ヶ月前
  • 契約者の日本到着に合わせて内見の予約をする – 帰国の約1週間から数日前
  • 契約者が仮の住所に転入届を出す – 入国してすぐ
  • 日本の携帯電話を契約する– 入国してすぐ
  • 住みたい家に申し込む
  • 審査交渉
  • 賃貸契約完了

家探し関連の英語 – 礼金は英語でなんという?

  • 敷金 – Deposit、Security Deposit
  • 礼金 – Key money
  • 不動産会社 – Realtor、Real Estate Agent
  • 仲介手数料 – Brokerage fee、Broker’s commission
  • 保証会社 – Guarantee company、Guarantor company
  • 保証人 – Guarantor

「礼金」を英語で何というのか知りませんでした。また新たな英語を学びました。

「礼金」は外国人夫にとって到底理解できないシステムで、なんで家賃1〜2ヶ月分をギフトとしてあげないといけないの?という感じでした。

仲介手数料や家賃・敷金・礼金は交渉可能ですので、交渉しましょう。

海外からネットで家不動産業者を探す

帰国の約1〜2ヶ月前から、SUUMOアパマンショップなどで毎日賃貸物件をチェックし始めました。

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私たちは住みたいエリアが決まっていたので、その周辺をチェックして気になった物件があったらとりあえず問い合わせしました。

良い物件はもうすでに申し込みが入っていたりしました。条件が良すぎる物件は「おとり物件」だったのかもしれません。

住みたいエリアがわからない場合、マンスリーアパートに数ヶ月滞在しゆっくり探すのもありです。

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それと同時に、外国人の賃貸契約について詳しそうまたは慣れているであろう「英語ができる不動産業者」も探しました。

何人か見つけてやり取りし、夫も含め話し合えたのでとても良かったです。

でも結局最後は友達から紹介してもらった小さい不動産会社の方にお願いしました。

信頼できる方であれば、英語ができなくても問題なかったです。その分日本人配偶者がしっかり理解して夫に伝え、交渉などしなければいけません。(外国人配偶者が日本語ができない場合)

契約者の日本到着に合わせて内見の予約をする

日本人配偶者の私が先に日本へ帰国し、何件か内見をしました。しかし契約者になる予定の者が日本に入国していないと、契約を進めるのは難しいようです。

結局また夫の到着に合わせてすぐ内見に行けるように計画し、内見の予約をしました。

物件の申し込みをするだけでも「日本の住所」や「日本の携帯電話番号」が必要になるので、

入国したらすぐに「仮の住所に転入届」を出したり「携帯の契約」を進めていきましょう。

日本の住所は実際に住んでいなくても親戚の家で大丈夫でした。

契約者が仮の住所に転入届を出す

  • 実家または親戚の家
  • マンスリーアパート など

転入届

契約者が日本に入国したら、まずは転入届を出しましょう。

日本人配偶者の私が身分証明書を持っていなくて携帯の契約できなかったので、真っ先に契約者が転入届を出す必要がありました。

家が見つかったらすぐに転出するとしても、とりあえず仮で転入届を出します。

家が決まったらすぐに転出するので手続きが面倒なので、契約者となる夫だけ転入届を出しました。

転入届は名前だけは本人が記入し、他住所などは日本人配偶者が記入してもOKです。

在留カードを提出し、裏面に住所を印刷してもらいます。

その後、国民健康保険の手続きや年金の手続きなどが続きます。

東京の区役所は各窓口に英語ができる方がいらっしゃったので、スムーズに進みましたがそれでも数時間かかりました。

注意点

転入届も転出届もその住所の最寄りの「区役所や市長村窓口」にまた出向かなければいけません。

家が決まったら、また転出届を出しに行かなければいけません。

短期間に何度も行ったり来たりしなければいけないので住みたい街の近くで出せるならそれがベストです。

私が短期間お世話になった東京の姉の住所に転入届を出しました。日本の住所は実際に住んでいなくても親戚の家で大丈夫でした。

その時に注意しなければいけないのは、姉夫婦の扶養にならないために「夫を新世帯主」として登録することです。同じ住所に二世帯の夫婦が住んでいるという形にします。そうすれば、姉夫婦には何の迷惑もかかりません。

夫宛に手紙が届くので、それだけチェックしてもらいました。

親戚などにお願いできない場合は、マンスリーアパートに1ヶ月から家が見つかるまで滞在しその住所に転入届を出すことができます。

手紙を受け取らないといけないので、最低でも1〜2ヶ月同じ住所に滞在する必要があります。

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日本の携帯電話を契約する

【原本】必要な本人確認書類
  • 「運転免許証」「マイナンバーカード」「日本発行のパスポート(2020年2月以降発行のものは補助書類が必要)」

または

  • 「在留カード」「外国発行パスポート」

2006年4月1日に施行された「携帯電話不正利用防止法」によって、携帯電話の契約が厳しくなりました。

「契約者の本人確認書類の原本」で本人であることの確認をするそうです。いずれかの身分証明書に現住所記載のものが必要です。契約したいキャリアで再度確認してください。

在留カードの裏面に現住所が記載されていないと契約はできません。その為に先に転入届を出す必要がありました。

2020年2月以降に発行されたパスポートには住所の記載がないので、補助書類として「住民票」などが必要です。

携帯本体は、アメリカで買って使っていたiPhone15のSIMロックを解除してもらい日本に持ってきました。

日本人配偶者が契約する場合

日本人配偶者が有効な日本の運転免許証を持っていればすぐに契約できます。

日本語でスムーズに契約できるので手取り早いです。

海外在住で「日本の免許証」を持っている方は、更新をお忘れなく!!

私は6年以上前に失効させてしまったので、もう再取得ができません…。

「マイナンバーカード」も日本に住民票がないと作れません。

ドコモは、2020年以前に発行されたパスポートでも携帯の契約はできませんでした。

外国人配偶者が契約する場合

現住所が記載された「在留カード」と「外国発行のパスポート」で夫名義で契約することにしました。

どのキャリアにしようか迷いました。結局、NTTドコモが提供する格安のプラン「ahamo(アハモ)」に決めました。

ahamoは安い分オンライン受付のみ、困った時もチャットかカスタマーサービスのみで窓口で受け付けてもらえません。

夫のフルネームが長すぎて入力できる文字数を超えてしまい、まさかのネットから契約できないという事態に直面しました。

同じように困った人たちの体験談を参考に、ドコモの通常プランの中でも一番安い「irumo」の500円/月のプランを窓口で契約→すぐに「ahamo」にプラン変更しました。

契約者本人が日本語ができない場合、通訳を介し契約の確認をしながら進めていくので時間がかかりました。

何度もカスタマーサービスに電話したり店舗に行ったのち、無事契約完了。

住みたい家に申し込む

気に入ったお部屋を見つけたら申し込みしましょう。

この時に夫のアメリカの会社の「就労証明書」や「所得証明書」などもオンラインで提出しました。

この時点で「日本の携帯電話番号」を持っていないと、却下される可能性があります。

実際に番号がない時に申し込んで本人確認ができないので却下されました。

申し込んだ翌日には審査前に保証会社から電話がかかってきて、契約者の本人確認がなされました。その時は通訳対応でした。

審査交渉

新築で半年以上空き家だったお部屋だったので、入居の条件は1週間後の入居でした。

ちょうどairbnbの予約が終わる翌日で、すぐに入居したかったのでタイミングが良かったです。

ひとつびっくりしたのは、「交渉」についてです。

不動産の仲介の方が管理会社やオーナーさんと交渉してくれるものだと思っていました。

自分でフォームに記入してくださいと言われてびっくりしました。笑

ChatGPTにお願いし文章を考え、家賃を少し値下げして欲しい、敷金(償却)も減額してもらえないかなど丁寧に尋ねました。

家賃は下げたばっかりで下げられないとのことで、敷金(償却)は免除になりました。

仲介料も基本家賃1ヶ月分の会社が多いですが、半月分にしてもらいました。

そんなこんなで数日後には審査が通ったとの連絡がありました。

仲介の方に言われたのは、この物件が大手不動産会社が管理する物件ではなかったのが良かったらしいです。

大手だとさらに厳しい条件などがあるそうな。運よくタイミングも良く、家を見つけることが出来ました。

賃貸契約完了

審査と交渉がまとまれば、賃貸契約完了です。

入居日が決定したら、電気ガス水道などライフラインの契約をしましょう。

その後、家具や電化製品やネットの契約などやることは盛りだくさんです。

家の探し方まとめ

外国人夫(配偶者)名義で賃貸契約するための「重要なポイント」のおさらいです。

前提条件
  • 外国人夫(配偶者)は日本の配偶者ビザ=在留資格あり
  • 夫婦のどちらか一方でも日本語ができる
重要ポイント
  • 日本の会社でも海外の会社でも、夫婦のどちらかが働いている
  • 日本で賃貸契約するには「日本の携帯電話番号」が必要
  • 日本の携帯電話を契約するためには、身分証明書に現住所記載のものが必要

まずは、契約者となる外国人配偶者が配偶者ビザで日本に入国し「在留カード」を取得しましょう。

成田空港や羽田空港から入国する場合、入国時にすぐもらえます。

貯金がいくらあっても、毎月の収入がないと契約は難しいようです。

不動産会社が英語対応でも、オーナーや管理会社や保証会社が多言語に対応していない可能性もあるので日本語は必須です。

水道・ガス、Wi-Fiの設置など日本語にしか対応していない会社も多いです。

これから外国人配偶者と日本に帰国予定の方や移住を考えている方の、家探しの参考になれば嬉しいです。

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