日本の免許失効…カリフォルニアの外国免許を日本免許に切り替え【外免切替】

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    日本の普通免許失効…有効なカリフォルニア州の免許証で外免切替

    外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切り替える「外免切替」の流れをご紹介します。

    海外在住歴が長い方の中には、日本の免許が失効している方も多いと思います。

    私も日本の普通免許を6年前に失効させてしまいました。

    当時はたまに一時帰国しても運転しないし日本に本帰国するとも思っていなかったので、失効しちゃった〜くらいにしか思っていませんでした。

    しかし日本に本帰国して、日本人でも「日本の免許証」がないといろいろと不便なことに気付かされました。

    「カリフォルニア州の免許証」では「外免切替(がいめんきりかえ)」はできないと思っていたので、免許の再取得を考えていました。

    なんとどの国でも有効な外国の免許証と必要書類があれば、日本の免許証に切り替えられるとのこと!

    「学科試験」や「実技試験」が免除の国や地域もありますが、

    カリフォルニア州の免許証は、「学科試験」も「実技試験」も免除ではありません。

    運転免許試験場に問い合わせたところ、「失効した日本の免許証」を持っていればカリフォルニア州の免許証でも「学科試験」も「実技試験」も免除で切り替えできるとのこと…!

    実際にカリフォルニア州の免許から「学科試験」と「実技試験」免除で日本の免許に切り替えた「外免切替」の流れをご紹介します。

    目次

    「外免切替」とは

    外国で取得した運転免許証を日本の免許証に切り替える手続きのことです。

    学科試験の免除が認められている国等

    アイスランド、アイルランド、アメリカ合衆国(オハイオ州、オレゴン州、コロラド州、バージニア州、ハワイ州、メリーランド州及びワシントン州に限る)、イギリス、イタリア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、モナコ、ルクセンブルク、台湾

    実技試験の免除が認められている国等

    アメリカ合衆国(インディアナ州に限る)

    それ以外の国・地域

    対象の国・地域以外の方は、「学科試験」と「実技試験」の免除はありませんが必要書類が揃えば「外免切替」はできます。

    しかし「失効した日本の免許証」(現物)と必要書類があれば、「学科試験」も「実技試験」も免除です!

    「失効した日本の免許証」を失くした方や必要書類が揃えられない方は免除にはなりません。

    免除ではない方は、視力検査後「学科試験」を受け合格すれば、「実技試験」の予約を取ることができるそうです。

    「実技試験」は混んでいるそうで、だいだい3ヶ月後になると言われました。

    日本の失効した免許証+カリフォルニアから切り替え

    「学科試験」と「実技試験」が免除ではない「カリフォルニア州の免許証」ですが、

    「失効した日本の免許証」(現物)と必要書類があればどちらも免除で切り替えできました!

    条件
    • 失効した「日本の免許証」を持っている
    • 有効な「外国の免許証」を持っている
    • 免許証を取得した国に免許証を取得後、通算90日以上滞在していたことを証明する書類
    • 日本に住民票がある(または一時帰国者)

    必要な書類

    • 失効した日本の免許証
    • 有効な外国の免許証とあれば直近の失効した外国の免許証
    • 指定の機関が発行した海外の免許証の日本語翻訳
    • パスポート
    • 免許証を取得した国に免許証を取得後、滞在していたことを証明する書類(通算90日以上)
    • 本籍地が記載されている住民票の写し(コピー不可)
    • 証明写真(縦3センチ×横2.4センチ)
    • 手数料(現金またはクレジットカード可)

    どの国からの変更でも「外免切替」の書類は同じです。

    失効した日本の免許証

    「学科試験」と「実技試験」の免除が認められている国や地域以外の方は、「失効した日本の免許証」の現物がないと免除にはなりません。

    有効な外国の免許証

    有効な「外国の免許証」が発行されてから日本に入国するまでの日数が、90日未満の場合は直近の失効した免許証も持って行った方がいいです。

    通算90日以上あり滞在していたことを証明できれば、日本の免許証に切り替えられます。

    1年以上証明できれば初心者マークも免除されます。

    外国の免許証の日本語翻訳

    • 当該国の駐日大使館
    • 日本自動車連盟(JAF)– 手数料 4,000円 + コンビニで印刷代20円
    • ドイツ自動車連盟(ドイツのみ)
    • ジップラス株式会社(台湾、アメリカ合衆国、ベトナム社会主義共和国、中華人民共和国、フィリピン共和国、香港特別行政区、ウクライナ、ミャンマー連邦共和国、ネパール)– 手数料 6,000円、レターパック送料600円、コンビニで印刷は無料

    JAFのサイトから申請しました。JAFでは出来上がるまでに約2週間かかると書いてありましたが、1時間後にはコンビニ印刷の準備完了というEメールが届きました。

    ジップラスは割高ですが、約3-4日でできると書いてありました。

    オンラインで簡単に申請できるので便利です。

    免許証を取得後、免許証を取得した国に滞在していたことを証明する書類

    • 公共料金の請求書
    • 携帯やインターネットの請求書
    • 在学証明書
    • パスポートの出入国のスタンプ
    • 運転免許を取得した国の「出入国記録証明書」
    • グリーンカード

    通算90日=3ヶ月以上の証明が必要です。

    証明できた日数によって交付される免許タイプが違う

    • 90日以上証明できれば、初心者マーク1年必須
    • 1年以上証明できれば、初心者マーク不要

    免許証の見た目などは何も変わらないと言われました。

    自分名義のインターネットの請求書を準備しました。

    注意点は、その請求書に「Page 1 of 2」など書いてある場合2枚とも印刷してください。それで1セットです。

    何年の何月何日から何月何日まで利用した分の請求書か書いてある物が必要です。

    携帯代の請求書も追加しようと思いT-Mobileに問い合わせたところ解約していると過去の請求書を発行できないと言われました。

    最近は出入国にスタンプをもらうことも少なくなったと思いますが、日本に一時帰国していた時に免税制度を利用するためにもらっていた「日本入国のスタンプ」が役立ちました。

    それも合わせて1年分準備することができました。

    入国時に自動化ゲートを利用した場合、運転免許を取得した国の「出入国記録証明書」も有効なようですが現地にいないと取得は難しいかもしれません。

    90日でも1年でもできれば、前後の月も合わせて長めに持って行くことをおすすめします。

    住民票の写し

    • 日本に住んでいる人 – 本籍地が記載されている住民票(コピー不可)
    • 一時帰国 – 戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)、戸籍抄本(戸籍個人事項証明書)または本籍が記載された住民票の除票+一時帰国(滞在)証明書

    住民票を取得するためには、まずは実家や住む地域の役所に「転入届」を出していることが前提です。

    マイナンバー(個人番号)を入れないように注意してください。

    マイナンバーが記載されている場合、サインペンなどでマスキングしなければいけません。

    一時帰国の場合、必要な書類が異なります。間違いがないように行く前に最寄りの運転試験場に問い合わせてみてください。

    証明写真

    縦3センチ×横2.4センチ

    免許証の作成に使用される写真ではありません。申請用の写真です。

    申請種目が複数の場合、種目数に応じた枚数が必要になります。

    家の近所で準備してもよし、運転試験場にも証明写真機が数台ありました。

    私は近所の証明写真機を利用し1000円でした。

    電話で確認したところ普段からカラコンを使用している場合、カラコンでもOKとのことでした。

    もちろん黒や茶などのシンプルな物だけだとは思います。

    申請料

    • 普通車  2,550円
    • 原付 1,500円
    • 大型・中型・準中型 4,100円
    • その他 2,600円

    交付申請手数料 2,050円

    併記手数料 200円

    手数料は取得する種目によって違います。

    私は普通車受験申請料2,550円+交付申請手数料2,050円で合計4,600円支払いました。

    現金でもクレジットカード(タッチ決済も可)でもOKでした。

    日本の失効した免許証+「外免切替」の流れ

    試験場によって予約が必要だったり、早朝から並んだりする必要があるので、事前に調べてから行きましょう。

    東京だと、府中運転試験場は試験的に予約制になっているそうです。

    鮫洲運転試験場と江東運転試験場は先着順での受付です。

    場所によって受付時間が違うかもしれないので注意しましょう。

    鮫洲は早朝から並ぶと聞いたので、江東に行ってきました。

    ご紹介するのは、江東運転試験場での外免切替の流れになります。

    STEP
    江東運転試験場に到着

    江東の場合、受付時間は「8:30-11am」と「13-15pm」です。

    受付時間前に番号札をもらい待機しました。

    STEP
    「1. 外国・国際免許証」で受付、書類を渡す

    公共料金の請求書などの日付を一緒に確認しました。

    STEP
    「0. 申請料の支払い」

    STEP
    「7. 視力検査」「 8.書類チェック」

    STEP
    「1. 外国・国際免許証」に戻る

    STEP
    「10. 写真」

    ここで撮影された写真が免許証に載る写真です。

    小さいレシートのような免許証の引換券をもらいます。

    STEP
    4階で免許証受け取り

    引換券に書いてある番号が呼ばれるまで待ちます。

    受け取った後、壁側にある機械に免許証を置くと情報が表示されるので間違いがないか確認してから帰りましょう。

    私は追加書類を印刷するのに時間がかかってしまったので時間をロスしましたが、

    スムーズにいっていれば、約1.5時間で終わりました。

    「外免切替」まとめ – かかった費用

    外免切替の申請方法は日々変わる可能性があるので、お住まいの地域の「外免切替」についてよく確認してください。

     ▶︎▶︎東京都内にお住まいの方は警視庁のサイト

    わからないことはとりあえず最寄りの試験場に電話するのが一番です!

    鮫洲運転免許試験場に電話しましたが、とても親切に教えてくださいました。

    江東運転試験場は電話しても音声案内のみでした。

    免許証を取得した国に滞在していたことを証明する書類は前後の月も合わせて多めに持って行くことをおすすめします。

    当日も窓口の方はとても親切で丁寧に教えてくださいました。

    混んでいなければ、2時間程度で完了する手続きで講習などはありませんでした。

    最後に免許証を受け取って終了しました。

    外免切替にかかった費用
    • 申請用証明写真 1,000円
    • 外国の免許の日本語訳 4,000円 + 印刷代 20円
    • 滞在を証明する書類印刷代 25枚くらい×白黒20円=約500円
    • 普通車申請手数料 4,600円

     合計 10,120円

    電車代を入れても1万円とちょっとで済みました。

    免許を再取得しなければいけないと思っていたので、簡単に切り替えができてとても嬉しいです!

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