イスラエル旅行中、「エルサレムには絶対に行ってみたい」と思っている方は多いのではないでしょうか。
私たちもテルアビブ滞在中に、エルサレム旧市街を日帰りで観光してきました。
結論から言うと、テルアビブからエルサレムは十分日帰り可能です。
この記事では、実際にテルアビブから日帰りで訪れた体験をもとに、アクセス方法や見どころ、注意点まで詳しくご紹介します。
2026年5月現在、イスラエル全土の危険レベルは「レベル3(渡航中止勧告)」または「レベル4(退避勧告)」です。渡航を検討する際は、最新の安全情報を必ず確認してください。
エルサレムとは|世界三大宗教の聖地
概要

エルサレムは、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の三大宗教にとって重要な聖地です。
特に旧市街は世界遺産にも登録されており、宗教的・歴史的価値の高い場所として、世界中から多くの観光客や巡礼者が訪れます。
エルサレム旧市街は、ムスリム地区、キリスト教地区、ユダヤ人地区、アルメニア人地区の4つのエリアに分かれています。
それぞれ雰囲気が大きく異なり、歩いているだけでも街の文化や歴史の違いを感じることができました。
街を歩いていると、宗教衣装を身にまとった人々や歴史的建造物が自然に溶け込んでおり、他の都市にはない独特な空気感があります。
宗教・歴史・文化が凝縮されたエルサレムは、テルアビブとはまったく異なる雰囲気があり、イスラエル旅行の中でも特に印象に残る場所でした。
テルアビブがモダンで開放的な都市だとすると、エルサレムは歴史と宗教の街という印象でした。
テルアビブからエルサレムへのアクセス方法

距離としては約65kmほどで、イスラエル鉄道やバスを利用すれば片道1時間程度でアクセスできます。
Google Mapsで滞在先から「エルサレム旧市街(オールド・シティ)」までの行き方を検索してください。
イスラエル鉄道が便利

テルアビブからエルサレムへは高速鉄道が運行しており、とても便利です。
私たちも鉄道を利用しましたが、日本の新幹線のような感じで車内は清潔で快適でした。
- Tel Aviv Savidor Center(サビドール・センター)
- Tel Aviv HaShalom(ハシャローム)
- Tel Aviv HaHagana(ハハガナ)
- Tel Aviv University
テルアビブには複数の駅があるので最寄りの駅から、エルサレムのYerushalayim/Yits’hak Navon(イェルシャライム・イツハク・ナボン)駅まで行ってください。
エルサレムではライトレール(路面電車)に乗り換えて、エルサレム旧市街まで行きます。
渋滞の影響を受けにくいため、時間が読みやすいのもメリットです。
バス移動も可能
費用を抑えたい場合はバス移動も可能です。
ただし時間帯によっては渋滞することもあるため、日帰りの場合は鉄道の方が安心だと思います。
エルサレム日帰り観光記
▼左上の四角をクリックするとリストが出ます。
- 7:30 テルアビブのホテルで朝食
- 11:00 バス + イスラエル鉄道 + ライトレール
- 12:50 The Garden Tomb(ガーデン・トゥーム)
- 13:00 ダマスカス門から旧市街に入場
- 13:05 アラブ市場
- 13:10 Via Dolorosa(ヴィア・ドロローサ)
- 13:20 Birth Place of Virgin Marry(聖母マリア生誕地)
- 14:00 嘆きの壁と岩のドーム
- 14:30 休憩
- 14:45 Room of the Last Supper(最後の晩餐の部屋)
- 14:50 King David’s Tomb(ダビデ廟)
- 15:30 Church of the Holy Sepulchre(聖墳墓教会)
- 16:00 テルアビブに戻る
7:30 テルアビブのホテルで朝食
朝食付きのプランだったので、しっかり朝ごはんをいただき、ゆっくりしました。

11:00 バス + イスラエル鉄道 + ライトレール

11時頃にホテルを出発し、バスでイスラエル鉄道の「Tel Aviv HaHagana(テルアビブ・ハハガナ)駅」へ向かいました。
プラットフォームの柱には無数のステッカーが貼られており、長く続く対立の中で亡くなった方々を紹介するものでした。現地の空気を感じる、印象的な光景でした。
11時40分頃発のイスラエル鉄道を利用して、エルサレムの「Yerushalayim/Yits’hak Navon(イェルシャライム・イツハク・ナボン)駅」へ向かいました。
エルサレム到着後は、駅前にあるライトレールに乗り換え、「Central Station駅」から「Shivte Israel駅」まで移動しました。

12:50 The Garden Tomb(ガーデン・トゥーム)

The Garden Tomb(ガーデン・トゥーム)は、イスラエル・エルサレムにあるキリスト教の巡礼地のひとつです。
「イエス・キリストが埋葬され、復活した場所の候補」とされている場所です。
私たちが到着したのは13時前でしたが、残念ながら見学受付はすでに終了していました。もしかすると間に合うかもしれないと期待していたのですが、入場することはできませんでした。
The Garden Tombをしっかり見学したい場合は、テルアビブを9〜10時頃には出発しておくと安心だと思います。
The Garden Tomb(ザ・ガーデン・トゥーム)
営業時間:9:00〜13:00
定休日:金日
13:00 ダマスカス門から旧市街に入場

エルサレム旧市街には全部で8つの門がありますが、現在実際に利用されているのは7つだそうです。

その中でも、Damascus Gate(ダマスカス門)は旧市街北側に位置しており、アラブ市場に近いため活気があります。
13:05 アラブ市場

エルサレム旧市街に足を踏み入れた瞬間、空気が一気に変わったように感じました。

道の両側にはさまざまなお店が並び、石造りの建物や細い路地が続く光景は、まるで映画の世界に入り込んだようです。

衣料品や電子機器、アートやお土産、青果からお菓子まで、ありとあらゆるお店が並んでいました。

夫がターキッシュディライトのような中東の伝統菓子が好きで、2つで$1で購入しました。
もちっとした食感で甘くて美味しかったです。

観光地でありながら、実際に人々の宗教生活が営まれている場所でもあるため、独特の緊張感と厳かな空気を感じました。
13:10 Via Dolorosa(ヴィア・ドロローサ)

キリスト教において重要な巡礼路として知られるのが、「ヴィア・ドロローサ」です。
ラテン語で「悲しみの道」や「苦難の道」を意味し、イエス・キリストが十字架を背負って処刑場へ向かった道と伝えられています。
実際に歩いてみると、観光地でありながら厳かな雰囲気もあり、宗教と日常が混ざり合う独特な空気感を感じました。
Via Dolorosa(ヴィア・ドロローサ)
13:20 Birth Place of Virgin Marry(聖母マリア生誕地)

聖母マリア(イエス・キリストの母)が生まれた場所と伝えられているキリスト教の聖地です。

聖アンナ教会の地下にあります。

キリスト教の伝承では、聖母マリアの母:聖アンナと父:ヨアキムが暮らしていた家がこの場所にあったとされ、マリアがここで生まれたと言われています。
Church of Saint Anne(聖アンナ教会)
14:00 嘆きの壁と岩のドーム

嘆きの壁は、ユダヤ教で最も神聖な場所のひとつです。
多くの人が祈りを捧げており、観光地というよりも、実際の信仰の場という印象を強く受けました。観光客でも訪れることができます。
入口は男女で分かれており、神聖な場所のため服装にも配慮が必要です。露出は控えめにし、男性エリアでは入口付近で無料の紙製キッパ(ユダヤ教の帽子)を借りることができるようでした。
多くの人が静かに壁へ近づき、祈りを捧げたり、小さな紙に願い事や祈りを書いて壁の隙間に入れたりしていました。
神聖な空間でもあるため、至近距離で写真を撮るようなことは避け、静かに見学しました。

嘆きの壁の向こう側には、「神殿の丘(Temple Mount/ハラム・アッ=シャリーフ)」があります。(写真左側)
かつて「エルサレム神殿」が建っていた場所とされており、現在は神殿そのものは存在していません。嘆きの壁は、その外壁の一部だと考えられています。
嘆きの壁の写真右上に見える木造の橋(ムグラビ門橋)を通って、神殿の丘へ向かうことができます。

神殿の丘には、黄金色に輝く「岩のドーム(Dome of the Rock)」があります。
エルサレム旧市街を象徴する美しいイスラム建築で、ユダヤ教・イスラム教双方にとって特別な意味を持つ場所です。
嘆きの壁(Western Wall)
14:30 散策&休憩

旧市街を散策しました。

ユダヤ人街区では、超正統派ユダヤ教徒の子どもたちと大人たちが集まり、宗教的な行事のような何かをしている場面にも遭遇しました。


小腹が空いたので、お菓子や飲み物を買って休憩しました。
14:45 Room of the Last Supper(最後の晩餐の部屋)

イエス・キリストが弟子たちと最後の食事をした場所と伝えられているキリスト教の巡礼地です。

レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画でも知られている有名な「最後の晩餐(The Last Supper)」です。
その絵画はイタリア・ミラノにあります。(前回ミラノに行った時予約が取れず見逃しました。)
現在の建物は後世に再建されたものですが、静かで厳かな空気でした。
Room of the Last Supper(最後の晩餐の部屋)
14:50 King David’s Tomb(ダビデ廟)

古代イスラエル王国のダビデ王の墓と伝えられている場所です。

実際の埋葬地かどうかは定かではないそうですが、現在も多くの人が祈りを捧げるユダヤ教の重要な聖地となっています。
King David’s Tomb(ダビデ廟)
15:30 Church of the Holy Sepulchre(聖墳墓教会)

イエス・キリストが十字架にかけられ、埋葬され、復活した場所と伝えられているキリスト教最大級の聖地です。

外観はとてもシンプルでした。

現在の聖墳墓教会の下には、イエスが十字架にかけられたとされるゴルゴダの岩場や、埋葬されたと伝えられる墓の位置が残されているそうです。

入口付近には、有名な「塗油の石(Stone of Anointing)」があります。
イエス・キリストが埋葬前に身体へ香油を塗られた場所と伝えられており、多くの巡礼者が石に触れながら静かに祈りを捧げていました。(後ろの絵画参照)
巡礼者の中には、ハンカチのような布を石に触れさせている人も多く見られました。これは、布に祝福を受ける意味が込められているそうです。

教会の中央部には、「聖墳墓(Edicule/エディクラ)」と呼ばれる小さな礼拝堂があります。
この中に、イエス・キリストが埋葬されたと伝えられている墓があります。
小さな入口をくぐって中に入ると、まず前室があり、その奥に墓所とされる空間があります。内部はとても狭く、一度に入れる人数は限られています。
長い列ができることも多いようですが、私たちが訪れた時は観光客が少なく、ほとんど待たずに入ることができました。

教会内部は厳かな空気に包まれており、世界中から訪れる巡礼者たちの祈る姿が印象的でした。

教会の2階部分には、イエス・キリストが十字架刑に処されたとされる「ゴルゴダの丘(Calvary/Golgotha)」があります。
内部は非常に豪華で、天井や壁には煌びやかな装飾が施されていました。
Church of the Holy Sepulchre(聖墳墓教会)
16:00 テルアビブに戻る

これにてエルサレム旧市街観光は終わりです。
約3時間の滞在でしたが、エルサレム旧市街の雰囲気を十分に満喫することができました。
旧市街自体はコンパクトなので、半日から丸一日あれば、主要スポットをしっかり観光できると思います。

「Damascus Gate駅」からライトレールに乗り、イスラエル鉄道に乗り換えて、テルアビブに戻りました。

エルサレム観光で感じた注意点
- 服装は控えめがおすすめ
- 金曜日・土曜日は注意
- 治安について
- テルアビブとエルサレムはまったく違う街
服装は控えめがおすすめ
宗教施設を訪れる場合、肌の露出が多い服装は避けた方が良いです。
男女ともに、肩や膝を隠せる服装が安心です。
金曜日・土曜日は注意
イスラエルではユダヤ教の安息日(シャバット)があり、金曜夜から土曜にかけて交通機関や店舗が制限される場合があります。
日帰り観光を計画する際は、事前確認がおすすめです。
治安について
私たちが訪れた際は、旧市街周辺には警備も多く、観光客もいました。
ただし、政治・宗教的に非常にデリケートな地域でもあるため、最新情報の確認は重要です。
テルアビブとエルサレムはまったく違う街
実際に訪れてみて感じたのは、テルアビブとエルサレムは同じイスラエルとは思えないほど雰囲気が違うということです。
テルアビブはビーチやカフェ文化が発達した開放的な都市ですが、エルサレムは宗教と歴史が中心にある街でした。
両方訪れることで、イスラエルという国をより深く知ることができたと思います。
まとめ|イスラエル旅行ならエルサレム日帰りはおすすめ
テルアビブからエルサレムまではアクセスも良く、日帰りでも十分観光可能です。
世界遺産の旧市街や宗教的な歴史スポットは、実際に訪れてみると写真以上の迫力がありました。
テルアビブとはまったく異なる空気感を味わえるので、イスラエル旅行ではぜひ両方訪れることをおすすめします。
限られた日程でも、日帰りで十分充実した観光を楽しむことができました。
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