ヨルダン旅行を計画していると、必ず目にするのが「ヨルダンパス(Jordan Pass)」です。
観光地の入場料がまとめて含まれている便利なパスですが、「本当にお得なのか?」「日本人でも元は取れるのか?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
特に日本国籍の場合、観光ビザが無料となるため、一般的に言われている「ビザ込みでお得」というメリットは当てはまりません。
そこでこの記事では、日本人目線でヨルダンパスがお得なのかどうか、どのくらい元が取れたのかを、実際に使ってみた体験をもとに、仕組みや注意点も含めて分かりやすく解説します。
ヨルダンパスとは
ヨルダン政府が発行している観光パスで、複数の観光地の入場料が含まれているチケットです。
ヨルダンパスに含まれるもの
- ペトラ遺跡の入場(1日・2日・3日券)
- 約40以上の観光地の入場料
- ビザ料金免除(条件:ヨルダン到着前に購入。ヨルダンに連続で2泊以上滞在。)※日本人は無料
特に大きいのはペトラ遺跡の入場料が含まれていること。
ヨルダン観光の中心となるスポットをカバーしているため、多くの旅行者が利用しています。
日本人の場合は観光ビザが無料のため、ビザ料金免除のメリットはありません。
ビザ料金が免除されない国からの旅行者にとっては、よりお得度の高いパスといえます。
ヨルダンパスで入場できる主な観光地と入場料
▼左上の四角をクリックするとリストが表示されます。
| 観光地 ★=Unesco世界遺産 | 入場料(2026年4月時点のレート) |
|---|---|
| ペトラ1日(Petra)★ | 50JD(約11,240円、約$70.5) |
| ペトラ2日 | 55JD(約12,360円、約$77.5) |
| ワディ・ラム(Wadi Rum)★ | 7JD(約1,570円、約$9.8) |
| ジェラシュ(Jerash) | 10JD(約2,250円、約$14) |
| アジュルン城(Ajloun Castle) | 3JD(約670円、約$4) |
| アンマンシタデル(Amman Citadel) | 3JD(約670円、約$4) |
| アンマンのローマ劇場(Roman Theatre Amman) | 2JD(約500円、約$3) |
| カラク城(Kerak Castle) | 2JD(約500円、約$3) |
| ウンム・カイス(Umm Qays) | 5JD(約1,120円、約$7) |
| クサイル・アムラ – 砂漠の城(Quseir Amra)★ | 3JD(約670円、約$4) |
| ウム・アル=ラサス(Umm ar-Rasas)★ | 3JD(約670円、約$4) |
| ウム・アル・ジンマル(Umm al-Jimal)★ | Free |
| マダバ考古学公園(Madaba Archaeological Park) マダバ考古学博物館(Madaba Archaeological Museum) 使徒教会(Apostles Church) | 3JD(約670円、約$4) |
※一部です。全リストや入場料については公式サイトの最新情報を確認してください。
観光地の一覧は、こちら(公式サイト)。入場料の一覧は、こちら(公式サイト)。
ヨルダンパスの料金| 3種類
- Jordan Wanderer(ペトラ1日+40以上の観光地):約70JD(約15,740円、約$99)
- Jordan Explorer(ペトラ2日+40以上の観光地):約75JD(約16,860円、約$106)
- Jordan Expart(ペトラ3日+40以上の観光地):約80JD(約17,980円、約$113)
料金差がそれほどなく、ペトラを何日観光するかで選ぶのが基本です。
ヨルダンパスの有効期限とルール
- 購入後の有効期限:3か月以内に入国
- 利用開始:最初に観光地で使用した日からカウント
- 利用開始後の有効期限:1か月以内
- ペトラの利用日数:連続日で消化(1日券・2日券・3日券)
- 各観光地への入場は1回限り:ペトラは複数日券を選べば可能
ペトラの入場日数については、連続して利用する必要があります。例えば2日券の場合は、連続した2日間でペトラを観光する必要があります。
一方で、有効期限は最初に利用を開始してから約1か月あるため、ペトラ観光と同じ日に他の観光地を無理に詰め込む必要はありません。自分のペースでスケジュールを組めるのも魅力のひとつです。
なお、各観光地への入場は原則1回限りとなるため、再入場はできない点にも注意が必要です。
ヨルダンパスの注意点
- 一度使い始めると日数の延長はできない
- 返金・キャンセル・変更不可
- パスポート提示を求められる場合あり
ペトラではパスポートの提示が必須でした。
ヨルダンパスの購入方法

- 公式サイトにアクセス
- 「今買う」を選択
- 個人情報と購入したいチケットタイプを選択
- 支払い情報を入力
- 完了するとQRコード付きのヨルダンパスがEメールで送られてくる
- スマホに保存
個人単位で発行されるため、1人ずつ購入する必要があります。
12歳未満の子供は、親が付き添っている場合は無料で入場できます。
ヨルダンパスの使い方
- 観光地の入口でQRコードを提示
- スキャンされるだけで入場可能
使い方はとても簡単です。チケット購入の列に並ぶ必要がなく、スムーズに観光できます。
印刷しておくと安心ですが、基本的にはスマホ表示で問題ありません。
ヨルダンパスはお得?実際にどのくらい使えた?
日本人はビザ無料でもお得?
結論から言うと、日本人でもペトラといくつかの観光地を巡る場合はお得です。
一般的には、
- ペトラ1日:50JD
- ビザ料金:40JD
で元が取れると言われますが、
日本人はビザが無料のため、純粋に観光地の入場料で元が取れるかがポイントです。
例えば、
- ペトラ1日:50JD
- ワディ・ラム:7JD
- ジェラシュ:10JD
- アンマンシタデル:3JD
これで合計70JDです。あと1か所以上回ればヨルダンパス(ペトラ1日)の代金よりもお得になります。
最低でも丸2日以上滞在しないと、ヨルダンパスの元を取れるほど観光するのは難しいです。
滞在日数が長くなるほど多くの観光地を回れるので、その分お得に活用することができます。
実際に使った場所と元が取れたかの検証
私たちはヨルダンに3泊4日滞在し、ペトラ1日券が含まれる「Jordan Wanderer(70JD)」を2人分購入しました。
| 私(日本国籍) | 夫(アメリカ国籍) | |
|---|---|---|
| ビザ代 | 無料 | 40JD |
| ペトラ遺跡1日 | 50JD | 50JD |
| ワディ・ラム砂漠 | 7JD | 7JD |
| アジュルン城 | 3JD | 3JD |
| ジェラシュ遺跡 | 10JD | 10JD |
| アンマンシタデル | 3JD | 3JD |
| アンマンのローマ劇場 | 2JD | 2JD |
| マダバ考古学公園・考古学博物館・使徒教会 | 3JD | 3JD |
| 合計 | 78JD(8JDお得) | 118JD(48JDお得) |
私は8JD(約1,800円、約$11)お得に観光することができました。夫はこのヨルダンパスによってビザ料金が免除されたので、48JD(約10,800円、約$68)もお得でした。
正直「買っておいてよかった!」というのが率直な感想です。
お得なだけでなく、チケットを購入する手間が省けるため、スムーズに観光できました。
日本人でもペトラを含めて複数の観光地を巡る場合は、十分におすすめできるパスです。
ヨルダンパスのメリットとデメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 観光地の入場料がまとめてお得になる ビザ料金が免除される(※条件あり・日本人は無料) チケット購入の手間が省ける 複数の観光地を効率よく回れる QRコード提示だけでスムーズに入場できる | 日本人はビザ免除のメリットがない 複数の観光地をあまり回らないと元が取れない ペトラに行かない場合は不要 各観光地の入場は基本1回のみ ペトラの複数日利用は連続日で消化する必要がある 返金・キャンセルができない |
事前にクレジットカードで決済できるうえ、チケット購入の列に並ぶ必要がなく、スムーズに入場できるので、観光時のストレスが大きく軽減されるのは大きなメリットです。
一方で、日本人はビザ料金が免除されているので、その分多くの観光地を回らないと元を取りにくい点には注意が必要です。
ペトラ遺跡を含めて複数の観光地を巡る場合にはとてもお得で便利なパスですが、旅程によっては元が取れないケースもあるため、自分のスケジュールに合わせて検討することが重要です。
ヨルダンパスはこんな人におすすめ
- ビザ代を払う必要がある人
- ペトラ遺跡に行く予定がある人
- 複数の観光地を効率よく回りたい人
- 限られた日程でスムーズに観光したい人
- 初めてヨルダンを訪れる人
ヨルダンパスは、単に料金が安くなるだけでなく、観光の手間や時間を減らせる点も大きな魅力です。
一方で、ペトラに行かない場合や観光地をあまり回らない場合は、元が取れない可能性もあるため注意が必要です。
自分の旅程で「どれだけ観光地に行けるか」が、購入するかどうかの判断ポイントになります。
ヨルダンパスまとめ|日本人でもお得?
ヨルダンパスは、日本人の場合ビザが無料のためそのメリットはありません。
しかし、ペトラ遺跡に行く予定があれば、入場料だけでも十分に元が取れる可能性が高く、さらに複数の観光地を回ることでよりお得に活用できます。
実際に使ってみると、料金面だけでなく、チケット購入の手間が省けることで観光がスムーズになる点も大きなメリットでした。
ヨルダン旅行を計画している方は、自分の旅程に合わせて、ヨルダンパスの利用を検討することをおすすめします。
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