ヨルダン旅行といえばペトラ遺跡が有名ですが、その後に訪れたい絶景スポットが「ワディ・ラム砂漠」です。
私たちはアンマンからレンタカーで早朝に出発し、ペトラ遺跡を観光したあと、そのまま日帰りでワディ・ラム砂漠へ向かいました。
この記事では、実際の体験をもとに、アクセス方法や所要時間、見どころについて詳しくご紹介します。
ワディ・ラム砂漠とは|ヨルダン屈指の絶景スポット
世界遺産の概要

ワディ・ラムは、ヨルダン南部に位置する広大な砂漠地帯で、「月の谷(Valley of the Moon)」とも呼ばれています。
赤い砂と巨大な岩山が特徴的で、世界でも有数の壮大な砂漠景観を楽しめる場所として知られています。2011年にはユネスコ世界遺産にも登録されました。

また、映画の撮影地としても有名で、『アラビアのロレンス』や『オデッセイ』など、数多くの作品に登場しています。
そのスケールの大きさと非日常的な景色は、ヨルダン旅行のハイライトのひとつと言えるでしょう。
ワディ・ラム保護区(Wadi Rum Protected Area)
営業時間:24時間
入場料:7JD(ヨルダンパスに含まれている)
アンマンからワディ・ラムへのアクセス|日帰りは可能?
所要時間とルート

アンマンからワディ・ラムまでは約300kmあり、車で約4時間弱です。

私たちはペトラ遺跡観光後に移動したため、ペトラからは約100km、1時間半ほどで到着しました。
ペトラとワディ・ラムは、比較的近いので、セットで訪れるのがおすすめです。
レンタカーで行く場合

日帰りの場合は、レンタカーでの移動が最も自由度が高く、効率的です。
道路状況は比較的良く、ナビがあれば問題なくアクセスできます。
ただし長距離運転になるため、体力には余裕を持って計画することが重要です。

ツアー・送迎を利用する場合
運転に不安がある場合は、現地ツアーや送迎サービスの利用がおすすめです。
特に日帰りの場合は移動時間が長いため、移動中に休める点は大きなメリットです。
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- 実際に参加した人の口コミが豊富
ペトラ観光後にワディ・ラムへ行くスケジュール例
- 【早朝】6:30 アンマン出発(約2.5時間)
- 【午前〜昼】8:30〜11:30 ペトラ遺跡観光(約3時間)
- 【午後】11:45〜14:30 ワディ・ラムへ移動(約2時間)
- 【夕方】14:30〜18:00 砂漠観光(約3時間半)
- 【夜】18:00〜21:30 アンマンに帰る(約3.5時間)
かなりハードなスケジュールではありますが、効率よくヨルダンの2大観光地を巡ることができました。
それぞれの観光時間は約3時間〜3時間半、移動時間は合計で約8時間ほどでした。
朝にペトラ遺跡を訪れると比較的空いていて観光しやすく、夕方にワディ・ラムへ向かうことで、美しい夕日を楽しむことができます。
ワディ・ラム観光の見どころ|外せないポイント
- 11:45 ペトラ出発
- 14:30 ワディ・ラムに到着(ビジターセンター)
- 14:45 ジープツアー
- 15:00 ロレンスの泉(Lawrence’s Spring)
- 15:30 赤い砂丘(Al Ramal Red Sand Dune)
- 16:00 カザリ峡谷(Jebel Khazali)
- 16:30 小さな橋(Little Bridge)
- 17:00 べドゥインティーを飲みながら夕日鑑賞
- 17:30 サンドボード
- 18:00 アンマンのホテルに帰る
私たちはレンタカーでアンマンを早朝に出発し、日帰りでペトラ遺跡とワディ・ラム観光をしました。
2025年11月下旬に訪れた時の体験をもとにご紹介します。

11:45 ペトラ出発

来た道を戻って高速道路に乗るよりも、ショートカットルートの方が早かったため、こちらの道を選びました。
なんにもない、誰もいない道をしばらく走りました。

しばらくして高速道路に戻ってきて、南下しました。
14:30 ワディ・ラムに到着(ビジターセンター)

ペトラを出発後、約2時間弱でワディ・ラムのビジターセンターに到着しました。
ワディ・ラムを観光する場合は、指定されたエリアに車を駐車する必要があります。保護区のため、個人で自由に砂漠内を移動することはできません。
駐車するとすぐに、ツアーの勧誘をしてくる現地の人が声をかけてきました。
私たちは事前にツアーを予約していなかったため、そのまま話を聞くことにしました。

ワディ・ラム保護区に入るための入場料は、7JDです。現金またはクレジットカード(手数料2.8%)に対応しています。
2025年時点で、5JDから7JDに値上がりしたようです。
私たちは、ヨルダンパスを提示して入場しました。
このエリアには、チケットオフィス、レストラン、トイレなどがあります。ツアーが始まるとなかなかトイレに行けないので、ここで済ませておきましょう。

どのようなツアーがあるのか、地図を見ながら丁寧に説明してくれました。ツアー内容によって料金の相場が決まっているようです。
私たちは約3時間の夕日鑑賞ツアーをお願いすることにしました。料金は、2人で52JD(約11,660円/約73ドル ※2026年4月時点)でした。
支払いについてクレジットカードが使えるか尋ねると、「たぶん大丈夫!」との返答。ビジターセンター内のレストランにイトコがいるから聞いてみる、とのことで一緒に向かいましたが、結果はNO。
それでも彼は「とりあえずツアーを始めよう、大丈夫、なんとかなる!」と言い、そのままツアーがスタートしました。
話を聞いていると、どうやら“イトコ”がたくさんいる様子。何人いるのだろうと思っていたら、村のみんながほぼ親戚だったようです。
14:45 ジープツアー

砂漠内の移動は、基本的に4WDのジープツアーで行います。
広大な砂漠を走り抜ける体験は非日常そのもので、ワディ・ラム観光の醍醐味です。

トラックの荷台に乗り、振り落とされないようにしっかり掴まっているのに必死でした。
帽子やサングラスが飛ばされないように注意しながら、景色を楽しみました。
携帯ストラップを着けていたので、スマホで写真を撮っていてもスマホを落とす心配がなくてよかったです。

ビジターセンターから約10分ほどのところに、遊牧民べドゥンが暮らす、「ワディラム村」があります。
運転手兼ガイドの彼もここに住んでいるそうです。
その村を通り抜けて砂漠に向かいます。
15:00 ロレンスの泉(Lawrence’s Spring)

まずやってきたのは、ロレンスの泉(Lawrence’s Spring)です。

ロレンスの泉は、砂漠の中にある小さな水源で、第一次世界大戦で活躍した「アラビアのロレンス」にちなんで名付けられたスポットです。
現在も生活用水、家畜用水として利用されているそうです。

岩山の途中に位置しており、少し登ると上から景色を眺めることもできるようですが、今回は下から見学しました。

ロレンスの泉の近くには、古代の文字や絵が刻まれた大きな岩があります。当時この地を行き交っていた人々の痕跡を見ることができます。

ここにはお土産屋さんもあります。

おすすめの商品をしっかり宣伝され、今回は購入しませんでしたが、

お茶まで頂きました。(無料)
ここにいたイトコがツアー代金52JDをクレジットカードで決済してくれました。
お茶とクレジット決済してくれたので、チップも渡しました。
いらないのにという感じで、チップを強要してくる感じではありませんでした。みんなとても良い人たち。
15:30 赤い砂丘(Al Ramal Red Sand Dune)

ワディ・ラム最大の魅力は、広大な赤い砂漠と迫力ある岩山です。
またトラックに乗り込み、次の目的地まで行きました。

岩の横には赤い砂丘が広がっており、実際に登ってみました。

靴を脱いで素足で歩くととても気持ちいいので、おすすめです。
靴が汚れるのと、靴を履いたままだと砂に足を取られて歩きにくいのもあります。
砂はひんやりとしていて、驚くほどさらさらの赤い砂でした。
季節や時間帯によっては砂が熱いかもしれないので、温度の確認をしてくださいね。

砂漠の丘の上から眺める景色は雄大で、まさに絶景でした。
まるで火星に来たかのような、別の惑星にいるような感覚を味わえました。
16:00 カザリ峡谷(Jebel Khazali)

カザリ峡谷は、岩の裂け目のような細い峡谷(けいこく)で、内部には古代の文字や絵が数多く刻まれています。
駐車場付近でガイドさんから説明を聞き、自分たちで見学するスタイルでした。
観光中ガイドさんは近くにあるお土産やさんでお茶を飲んでいました笑

渓谷の隙間を歩いて、奥まで観光しました。(行き止まり)



古代の人々によって刻まれた、ペトログリフ(人や動物の絵や古代文字)を見ることができました。

入口に座っている現地の人がいたので、夫が写真撮らせてとお願いすると、かっこいいポーズをキメてくれました。
16:30 小さな橋(Little Bridge)

砂漠内には自然にできた岩のアーチや独特な形の岩山が点在しており、写真スポットとしても人気です。

この小さい橋は、岩を登って橋の上まで行くことができます。
岩にはペイントで道順が印されていました。

橋の幅は狭めなので、高所恐怖症の方には少し怖いかもしれません。
橋の上にいるとどこにアーチがあるのかわかりません笑
ここでもガイドさんは下で説明をして待っているスタイルだったので、近くにいた観光客に写真をお願いしました。
若いガイドさんが付いているグループは、ガイドさんも一緒に登っていました。
17:00 べドゥインティーを飲みながら夕日鑑賞

だんだんと日が落ちてきたので、次は夕日スポットに移動しました。

時間帯によって色合いが変わり、特に夕方の景色は圧巻でした。
他のグループも夕日スポットに集まってきました。夕日をバックに並行して走る姿は、忘れられない光景の1つです。

夕日とトラックと記念撮影。

ガイドさんとイトコ(他のグループのガイドさん)が、火を起こしてお茶を入れてくれました。
べドゥン族のみなさんはこのお茶「べドゥン・ティー」が大好き!1日中お茶を飲んでいました。
特に甘いお茶が好きなようで、砂糖をたっぷり入れると言っていました。

お茶を頂きながら夕日鑑賞をしました。

圧倒的な非日常感に感無量でした。
17:30 サンドボード

ガイドさんのイトコがトラックにサンドボードを付けて引っ張っていました。
周りの観光客がやっているのを見て、せっかくなの私もお願いしました。
ぐるーっと大きく1周回ってくれました。もともとスノボが大好きなので、最高に楽しかったです。

これにてツアー終了。約3時間半のツアーで十分に楽しむことができました。
帰りは車の中に乗りなと言われたのに、私たちは景色を見たいから大丈夫と言ってまた荷台に乗りました。
それがものすごく寒かったです笑
砂漠地帯は、寒暖の差が激しいので注意してください。
18:00 アンマンのホテルに帰る

ビジターセンターまで送ってもらい、最後にチップを渡しました。
え!良いの?という感じで、チップを期待していないようでした。

帰りも長旅です。途中ガソリンスタンドに寄って給油し、コーヒーも買いました。

約3.5時間ほど運転し、アンマンに戻ってきました。
長くて濃い1日でしたが、ヨルダンの世界遺産であるペトラ遺跡とワディ・ラムは圧倒的なスケールで、出会った人々もとても親切で、本当に忘れられない最高の思い出となりました。
日帰り観光の注意点と持ち物
日帰りワディ・ラム観光の注意点
- 移動時間が長い
- 時間配分が重要
- 宿泊も検討する
アンマンからの日帰りは往復で長時間の移動になるため、体力的に負担があります。
ペトラとワディ・ラムを同日に回る場合は、観光時間をあらかじめ決めておくことが重要です。
時間に余裕があれば、ワディ・ラムでの宿泊もおすすめです。星空は特に有名で、日帰りでは体験できない魅力があります。
ワディ・ラム観光の持ち物
- 水(必須)
- 動きやすい靴と服装
- 日差し対策(帽子・サングラス)
- 夜の寒さ対策(羽織る物)
- 現金(ツアー代やチップ用)
- 携帯ストラップ(あると便利)
砂漠は想像以上に乾燥しているため、水分補給は特に重要です。
そして砂漠は、寒暖の差が激しいです。日差し対策と寒さ対策を忘れずに。
赤い砂の砂漠なので、白い服や靴は汚れる可能性があります。汚れが目立たない色や汚れてもいいような服装で行くのがおすすめです。
まとめ|ペトラとワディ・ラムはセットで訪れたい
ワディ・ラム砂漠は、ペトラ遺跡とはまた違った魅力を持つ絶景スポットです。
アンマンからの日帰りはややハードではありますが、しっかり計画すれば1日で両方を楽しむことも可能です。
実際に訪れてみて、そのスケールの大きさと自然の美しさに圧倒されました。
ヨルダン旅行を計画している方は、ぜひペトラ遺跡とあわせてワディ・ラム砂漠も訪れ、その魅力を体感してみてください。
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