ロンドンを拠点とする英国のフラッグキャリア、British Airways(ブリティッシュ・エアウェイズ / 以下BA)。
今回は、11月にロサンゼルス国際空港(LAX)とロンドン・ヒースロー空港(LHR)をBAビジネスクラスで往復しました。そして行きはロンドンから乗り換えてエジプトへ、帰りはイスラエルからロンドンに戻ってきました。
搭乗〜到着までの流れ、ラウンジ、座席、機内食、アメニティ、機内サービスを詳しくご紹介します。
British Airwaysとは?

ロンドンを拠点とする英国のフラッグキャリア、British Airways。
BAのビジネスクラスは Club World(クラブワールド) という名称で、ヨーロッパ発着の長距離便を中心に展開されています。
近年は新しいシート「Club Suite」を導入し、完全個室型にアップグレードされ話題になりました。
地上でのサービス
BA280便
- ボーイング777-300ER
- ロサンゼルス(LAX)→ ロンドン・ヒースロー(LHR)
- フライト時間 9時間47分
BA281便
- ボーイング777-300ER
- ロンドン・ヒースロー(LHR)→ ロサンゼルス(LAX)
- フライト時間 10時間35分
機体や座席やアメニティは一緒で、機内食は違いました。
【LAX】優先チェックインでスムーズに搭乗準備

ビジネスクラスは専用のチェックインカウンターがあるため、並ぶストレスがありません。
行きは機内持ち込み手荷物のみでチェックインしました。預け荷物がある場合、優先タグがつき到着地で早めに受け取れます。
【LAX】利用できるラウンジ
The Los Angeles Business Lounge(oneworld)
場所:ターミナルB、保安検査後、エスカレーターまたはエレベーターで5階へ

- 温かい軽食
- サラダ・スイーツなどのブッフェ
- アルコール(ワイン・ビール・スピリッツ・カクテル)
- コーヒー・紅茶
- ワークスペース
- プリント・コピーサービス
- USB/電源
- シャワールーム
古めの内装ですが広くて、快適に過ごせる空間です。

暖かい軽食やサラダなどが並んでいました。


コーヒーとカットフルーツを頂きました。
▼アメックスプラチナ会員は、センチュリオンラウンジも利用できます。場所:ターミナルB、保安検査後、4階のエレベーターでアクセス

【 LHR】利用できるラウンジ
乗り換え
British Airways Galleries South First and Galleries Club Lounge
場所:ターミナル5
営業時間:05:00 – 22:00

- 温かい軽食
- サラダ・スイーツなどのブッフェ
- アルコール(ワイン・ビール・スピリッツ・カクテル)
- コーヒー・紅茶
- ワークスペース
- プリント・コピーサービス
- USB/電源
- Wi-Fi
- シャワールーム
行きも帰りも乗り換えでこのラウンジを利用しました。
さすが英国のフラッグキャリア、内容も充実していてゴージャスでした。


お昼過ぎと朝の利用だったので、それぞれ料理の品揃えは違いました。
朝食にはベーコンやスクランブルエッグ、フルーツやヨーグルトがありました。


ランチメニューには大好きなスコーンとクロテットクリームがありました。帰り朝に寄った時はなくて残念。
飲み物やお酒類も充実していました。
到着ラウンジ
British Airways Arrivals Lounge
場所:ターミナル5
営業時間:05:00 – 14:00
- スナック
- ブッフェ
- シャンパン
- コーヒー・紅茶
- ワークスペース
- プリント・コピーサービス
- USB/電源
- Wi-Fi
- シャワールーム
今回は乗り換えだったので利用しませんでしたが、LHRには到着ラウンジがあります。
朝ロンドンに到着した際に、シャワー・朝食を済ませてから市内へ向かえるのは嬉しい選択肢です。
機内でのサービス

ビジネスクラスの座席(Club Suite)
- 完全個室ドア
- 1-2-1 配列で全席通路アクセス
- 斜め配置なので周りの席が気にならない
- フルフラットベッド(約198cm)
- 大型モニター
- 大容量の収納スペース

便によって座席タイプが異なりますが、現在BAは新シート「Club Suite」を導入中。
今回は往復どちらも新シートに座ることができました。夫婦で窓側の前後の席を選びました。
従来の座席は前後向きの座席配置(逆向き席もあり)でしたが、新シートは全席斜めに配置されています。
周囲が視界に入らないので気にならず、ドアを閉めれば完全個室になるので快適でした。
枕・ブランケット・式パッド・お水・アメニティバッグ・ヘッドフォン完備。


収納スペースも充実していました。

足元も広々、背が高い人も快適な広々した空間です。
その分画面が少し遠かったですが、リモコンで操作することもできました。

自分で座席にフィットする敷きパッドを敷いて、寝る準備をしました。
角度も自由に変えられ、約198cmのフルフラットはとても快適でした。
アメニティ

- アイマスク
- 靴下
- 歯ブラシセット
- 耳栓
- パルスポイントオイル
- 保湿クリーム
- リップバーム
アメニティは、ロンドン発ライフスタイルブランド「The White Company London」のものでした。
シンプルな白いポーチも可愛い。
パルスポイントオイルとは、手首・こめかみ・首筋など“脈を感じる場所(pulse points)”に少量塗って香りを楽しむアロマオイルのことです。
ラベンダー系の香りで、長時間のフライトでの気分転換や寝る前のリラックスタイムにぴったりです。
【LAX>LHR】機内食

ウェルカムドリンクには、シャンパンまたはオレンジジュースが提供されました。
ドリンクメニュー
▼クリックすると拡大できます。



最初に選んだドリンクとローズマリーのナッツのスナックが出てきました。
ノンアルコールの「Citrus Brust」を選びました。オレンジの炭酸割りのような感じでした。
夕食


前菜は「マッシュルームのスープ」を選びました。他にはツナのたたき、ビーツとゴートチーズのサラダがありました。
サラダとパンが添えてありました。スープは美味しかったのですが、レタスに乗った野菜の缶詰サラダと冷たくて硬めのパンが残念な感じでした。
夫はツナのたたきが美味しかったと言っていました。

メインには「グリルサーモン」を選びました。他にはショートリブ、なすのパルミジャーナがありました。
ソースはクリーム系で美味しかったです。

デザートは「コーヒーブラウニー・マスカルポーネタルト」を選びました。他にはチーズやフルーツもありました。
ブラウニーが1/3くらいで、あとはマスカルポーネが上に2/3くらいたっぷり乗っていて美味しかったです。添えてあるクリームはコーヒークリームでした。カモミールティーと頂きました。
シートベルトサイン点灯中は熱いお茶はサーブされないので、なかなかお茶がもらえませんでした。
朝食
離陸後の夕食を選んだ時に、朝寝ていたら起こしますか?それともそのまま寝ていたいですか?と聞かれました。
私は朝起こしてもらうことにしました。

朝トントンと優しく起こしてもらいました。
フルーツとヨーグルトとクロワッサンの軽い朝食を選びました。さっぱりして美味しかったです。これで十分でした。
これに加えてスクランブルエッグやソーセージ、オムレツ、パンケーキからひとつ選ぶこともできました。
【LHR>LAX】機内食
帰りもウェルカムドリンクには、シャンパンまたはオレンジジュースが提供されました。
ドリンクメニュー


帰りはホリデーメニューに変わっていました。
内容も少しだけ違って、メニューの横にツリーマークが付いているものはホリデー限定メニューのようでした。
夕食

食事にもホリデー限定のメニューが多数ありました。

前菜には「ホームメイド・ブラータ」を選びました。他にはスモークサーモンやがありました。
ブラータはバジルやトマトのペーストと頂き、美味しかったです。ただひとりで食べるのは結構ボリュームがありました。
サラダと硬いパンがやはり残念な感じです。

メインは「ステーキ」を選びました。他にはターキーやベジタリアンのクリスマスディナーがありました。

機内食でステーキはやはり注意が必要です。そもそも機内食は地上で8〜9割地上で作ったものを機内で温めて仕上げているので、ウェルダンの硬いステーキが出ることが多いです。
ファーストクラスや一部の航空会社は焼き加減を聞かれるかもしれませんが、ほとんどの場合聞かれません。
まさにこのステーキは脂身がない上にウェルダンでとても硬かったです。

デザートは「クリスピーチョコレートとヘーゼルナッツのプラリネバー」を選びました。他にはブレッド&バター・プディングやチーズやフルーツもありました。
底にサクサクの生地が敷いてあり、滑らかなチョコクリームが上に乗っていて美味しかったです。
昼食

2回目の食事が、朝食だと思っていたら昼食?のようでした。
寝て起きてお腹が空いていなかったので、フルーツやヨーグルトが食べたかったのですが残念ながらありませんでした。
おすすめされたデザートの「パッションフルーツのパンナコッタ」だけ頂きました。
甘すぎず美味しかったです。
機内エンターテイメント
- 日本語字幕の映画多数
- 最新ハリウッド作品多数
邦画は少なかったですが、最新のハリウッド映画は多く充実したラインナップでした。
行きと帰りで4本くらい邦画を観ました。(366日、十一人の賊軍、室井慎次 生き続ける者、ファーストキス 1st Kiss)
British Airways ビジネスクラスまとめ
個人的評価・満足度
快適さ★★★★★
料理★★★☆☆
サービス★★★★☆
British Airwaysは、地上サービス〜機内体験まで総合的に満足度が高い航空会社です。
新しいClub Suiteの個室型シートはとても快適でした。ドアを閉めれば完全個室になるので、周囲が気にならずぐっすり眠ることができました。
総合的には、落ち着いた空間でしっかり休みたい人に最適のビジネスクラスだと感じました。
機内食は、レストランのような食事とまではいかないものの〝質の良い機内食〟といった感じでした。
私はイギリス英語に慣れていないので聞き取りにくいこともありましたが、聞き直すと丁寧に教えてくれました。
次回のロンドン旅行やヨーロッパ出張の際には、ぜひ参考にしてみてください。
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