中東旅行で一度は体験したいのが「死海で浮く」という不思議な体験です。
ヨルダンのどこで死海に入ろうか迷っている方も多いと思います。
私たちはアンマンから出発し、マダバ観光のあとに死海へ向かい、日帰りで観光しました。
今回は一般的なリゾート施設ではなく、「Salt Beach」という穴場スポットを訪れたので、そのリアルな体験も含めてアクセスや見どころ、重要な注意点も詳しくご紹介します。
死海とは
基本情報|死海はなぜ浮くのか?
死海は、ヨルダンとイスラエルの間に位置する、塩分濃度がとても高い湖です。
塩分濃度は約30%と、海水の約8〜9倍もあり、そのため何もせずに体が自然と浮くという特徴があります。
また、海抜約マイナス430メートルに位置し、地球上で最も低い場所としても知られています。
ではなぜ湖なのに「死海」と呼ばれているのか。
死海は名前に「海」とついていますが、湖としては規模が大きく、古くから大きな水域を「海」と呼んでいたことに由来しているそうです。
また、塩分濃度がとても高いため魚や植物などの生物はほとんど生息できず、そのことから「死海」と呼ばれるようになりました。塩分に強い微生物は存在しているとされています。
実際に入ってみると、何もしていないのに体が自然と浮き上がり、その感覚は想像以上で、まさに唯一無二のユニークな体験でした。
死海に入る方法は大きく2つ
- リゾート施設:シャワー・更衣室あり。快適だが料金が高め。
- 公共ビーチ・穴場スポット:安価または無料。設備は最低限。
ヨルダン側とイスラエル側の両方にリゾート施設が点在しています。
今回私たちが訪れたのは、そうしたリゾート施設ではなく、ヨルダンの大自然の中にある穴場スポットでした。
アンマンから死海への所要時間とルート

- アンマン → 死海:約1〜2時間
アンマンから死海までの所要時間は、死海といってもとても広いため、どのエリアに行くかによって大きく異なります。
近い場所で約50km約1時間、遠い場所だと約100km約2時間の距離にあります。
赤いピンの場所は、今回私たちが行った「Salt Beach」です。

- アンマン → マダバ:約40分
- マダバ → 死海:約30分〜1時間半
私たちはアンマンを出発し、まずマダバを観光してから、そのあと死海へ向かいました。
ホテルのチェックアウトが16時までだったため、それまでにアンマンへ戻る必要があり、この日は死海で観光を終了しました。
どちらもコンパクトに回れるスポットなので、約8時間で無理なく観光することができました。
時間に余裕がある方は、さらに南下して「ケラク城(Kerak Castle)」や「地球最低地点の博物館(Museum at the Lowest Place on Earth)」まで足を延ばすのもおすすめです。
死海へのアクセス方法
- レンタカー(最もおすすめ)
- タクシー
- ツアー
自由に動けるレンタカーが便利ですが、運転に不安がある方はツアーも選択肢です。

移動と入場がセットになったツアーは、効率重視の方におすすめです。
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Salt Beachとは?|リゾートではない穴場スポット
Salt Beachの基本情報

今回訪れたのは「Salt Beach(ソルトビーチ)」と呼ばれる場所です。
ヨルダン側の死海でも、南部に位置しています。
観光客向けのリゾート施設ではなく、地元の人や個人旅行者が訪れるような自然の中にある穴場スポットでした。
Salt Beach
午後7時以降滞在禁止
Salt Beachの特徴
- 入場料は無料
- 無料駐車場あり
- 観光地化されていない自然な雰囲気
- 観光客がほぼいない
- 現地の男性が管理している
- 設備はほぼなし
- 簡易シャワーあり(1人3JD)
- トイレなし
大自然の中にある穴場スポットで、リゾートでは味わえないような、よりローカルな体験ができる場所です。しかも無料で利用できます。
その分、設備はほとんどありませんが、簡易的なシャワーはあるので、十分に楽しむことができます。
トイレはないので、死海の前に立ち寄る観光地やガソリンスタンドで済ませておきましょう。
死海の浮遊体験と見どころ
2025年11月下旬に訪れた時の体験をもとにご紹介します。
Salt Beachに到着

マダバ観光を終えた後、スーパーやガソリンスタンドに立ち寄り、約1時間半でSalt Beachに到着しました。
道路沿いには、うっかり見逃してしまいそうな手作り感あふれる看板が立っています。
木の下には、この場所を管理しているおじさんの簡易的なオフィスのようなスペースがありました。
駐車場というよりは空き地のような場所で、空いているスペースに車を停めました。

駐車場の近くには注意喚起の看板が設置されており、親切にもスイミングシューズが用意されていました。
安全のために
- スイミングシューズを履いてください。塩の結晶が鋭い。
- 水のボトルを持って行ってください。目に塩が入った時に流すため。
- 暑い場合は帽子をかぶり、30分以上滞在しないでください。
- 体の半分くらいまでの入水を推奨。
- 午後7時以降は滞在禁止。
私はビーチサンダルを持参していたため、そのままビーチサンダルで移動しました。
持っていない方は、運動靴で行くか借りましょう。
歩いて下に降りる

駐車場がある丘の上から、約10分ほど歩いて死海まで下っていきます。

基本的には砂利道ですが、ところどころに固まった塩の結晶が尖っているため、足元に注意しながらゆっくり進む必要があります。

周囲には、大きな塩の結晶がごろごろと転がっていました。
独特の景色

死海には、真っ白な塩のビーチが広がっていました。
普通の砂浜とは異なり、塩の結晶が地面一面を覆っていて、想像していた景色とはまったく違うので驚きました。

水も透き通っていて、とても綺麗です。
観光客もほとんどおらず、私たちが訪れた時も1〜2組ほどしかいませんでした。

水面は波がほとんどなくとても静かで、まるで別の惑星に来たかのような、不思議で非日常的な雰囲気を感じることができます。
こうした自然の絶景をゆっくり楽しめるのも、穴場スポットならではの魅力だと思います。
浮遊体験

地面の塩の結晶や岩に気をつけながら、裸足で死海に入りました。最初は少し冷たく感じましたが、だんだん慣れてきます。
ここでケガをしてしまうと塩水がしみるため、十分に注意が必要です。ウォーターシューズがあればより安心です。
椅子に座るような姿勢でゆっくりと海に入り、そのまま足を浮かせると、何もしなくても体が自然と浮き上がります。この感覚は、他では味わえない特別な体験でした。
滞在時間は約10分ほどでしたが、それでも十分に満足できる体験でした。
簡易シャワー

死海から出ると体についた塩水が乾燥し、白くなりました。
ペットボトルの水で軽く流したくらいでは落ちませんでした。
手作りの簡易シャワー(3JD)を利用させてもらいました。
一応カーテンがあり2人くらい入れる広さでした。蛇口をひねると上のタンクから水がちょろちょろと流れてきます。
泥パック
死海の泥はミネラル豊富で、美容目的でも人気です。
リゾート施設のような場所ではサービスの一環として提供されることもあるようです。
Salt Beachではこの体験はできません。
死海観光の注意点|安全に楽しむためのポイント
- どこに行くか事前にリサーチ|リゾート施設または公共ビーチに行くか
- 傷があるとしみる|入水前に必ずチェック
- 死海の水に顔や髪の毛をつけない|重要
- カメラ・スマホは持ち込まない|故障リスクに注意
- 長時間は入れない|目安は15〜20分
- シャワー・トイレ問題|事前に設備を確認
- 足元に注意|尖っていてケガのリスクあり
- 日差し対策|想像以上に強い紫外線
- 持ち物|事前準備が大事
死海は通常の海とは環境が大きく異なるため、事前に注意点を知っておくことが重要です。
快適に楽しむために、ポイントを押さえておきましょう。
1. どこに行くか事前にリサーチ|リゾート施設または公共ビーチに行くか
死海は広いため、どこに行くかによって体験が大きく異なります。
事前に訪れる場所をリサーチしてどこに行くか決めておくことが重要です。
- リゾート施設:シャワーや更衣室、レストランなど設備が充実しており、快適に過ごせますが、入場料はやや高め。
- 公共ビーチ・穴場スポット:安価または無料。自然に近い環境でローカルな体験ができますが、設備は最低限のため事前準備が必要。
距離や目的、予算や快適さの優先度に応じて、自分に合った場所を選ぶようにしましょう。
2. 傷があるとしみる|入水前に必ずチェック
死海の水は塩分濃度がとても高いため、少しの傷や肌荒れがあるだけでも強い刺激を感じます。
ひげ剃り後や日焼け後、切り傷がある状態で入ると、しみることもあります。
事前に肌の状態を確認し、不安がある場合は無理に入らないことをおすすめします。
3. 死海の水に顔や髪の毛をつけない|重要
死海の水は塩分濃度がとても高いため、顔や髪の毛はつけないようにしましょう。
目に入ると強い痛みがあり、髪もパサつきやすくダメージの原因になります。
入る際は仰向けに浮き、顔は常に水面より上に出すのが基本です。
万が一水が入った場合は、すぐにペットボトルの水で洗い流しましょう。
4. カメラ・スマホは持ち込まない|故障リスクに注意
死海の水は、スマホやカメラに付着すると故障の原因になります。
防水機能があっても完全には防げず、金属部分の腐食や内部へのダメージが起こる可能性があります。
撮影する場合は、防水ケースを使用するか、陸にいる同行者に任せるのがおすすめです。
また、水に入る前後は手に付いた塩分をしっかり洗い流してから機器に触れるようにしましょう。
5. 長時間は入れない|目安は15〜20分
死海の水は刺激が強いため、長時間の入水には向いていません。
一般的には、15〜20分程度が適切な滞在時間とされています。
長く入りすぎると肌トラブルや体調不良の原因になることもあるため、適度に休憩を取りながら楽しみましょう。
6. シャワー・トイレ問題|事前に設備を確認
死海に入った後は、体に付いた塩分をしっかり洗い流す必要があります。
リゾート施設ではシャワーや更衣室、トイレが完備されていますが、Salt Beachのような穴場スポットでは設備が限られている場合があります。
Salt Beachには(手作り)簡易シャワーはありましたが、トイレはありませんでした。
事前に設備について確認しておくと安心です。
万が一シャワーがない場合、ペットボトルの水を大量に買って持って行ってもいいと思います。
快適さを重視する場合はリゾート利用の方がおすすめです。
7. 足元に注意|尖っていてケガのリスクあり
死海の岸辺は塩の結晶や岩が多く、特に塩の結晶は尖っているため、足元には注意が必要です。
裸足でも入ることはできますが、ウォーターシューズの着用がおすすめです。転倒するとケガだけでなく、傷に塩水がしみてしまう可能性があります。
なお、場所によっては滑りやすいこともあるようですが、私たちが訪れた場所では特に滑りやすさは気になりませんでした。
8. 日差し対策|想像以上に強い紫外線
死海周辺は遮るものがなく日差しがとても強いので、長時間の滞在すると日焼けしやすい環境です。
- 日焼け止め
- 帽子
- サングラス
- 陸で羽織るもの
冬でも日差し対策は必須です。
特に水面の反射によって紫外線を強く感じるため、短時間でも油断しないようにしましょう。
9. 持ち物|事前準備が大事
- 水着またはラッシュガード
- ビーチサンダルやウォーターシューズ(足元の保護)
- タオル
- 水多めに(塩分を洗い流す用・飲料用)
- 日焼け止め・帽子・サングラス(強い日差し対策)
- 防水ケース(スマホや貴重品の保護)
死海を快適に楽しむためには、事前の持ち物準備が重要です。
特にSalt Beachのような穴場スポットでは設備が限られているので、必要なものは事前に準備しておくと安心です。
まとめ|死海はリゾート以外でも楽しめる
死海は、ただの観光地ではなく、実際に体験してこそ価値が分かる場所でした。
Salt Beachのような穴場スポットでは、設備が限られますが、その分リアルでローカルな雰囲気を楽しむことができます。
一方で、快適さやサービスを重視する場合はリゾート施設の利用もおすすめです。
マダバと組み合わせることで、効率よくヨルダンの魅力を体験できるルートになりました。
ヨルダン旅行を計画している方は、ぜひ死海での浮遊体験を旅に組み込んでみてください!

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