ポルトガル第2の都市ポルトには、美しい教会が数多くあります。その中でも特に人気が高いのが、世界遺産に登録されているポルト歴史地区に建つ「カルモ教会(Igreja do Carmo)」です。
ポルトガルらしい青と白のアズレージョで彩られた外壁は、ポルト観光でぜひ見ておきたい絶景スポットのひとつとして知られています。
また、隣接する「秘密の家(Casa Escondida / Hidden House)」も見どころのひとつで、教会とあわせて見学することができます。
この記事では、2025年12月末に実際に訪れた体験をもとに、カルモ教会の見どころや入場方法、アクセスについて詳しくご紹介します。
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カルモ教会とは?
基本情報

カルモ教会(Igreja do Carmo)は18世紀に建設された、バロック様式とロココ様式が融合した歴史ある教会です。
ポルトを代表するアズレージョ建築のひとつとして知られています。
現在見られる有名なアズレージョは20世紀初頭に追加されたもので、宗教的な物語が描かれています。
カルモ教会(写真右側)の隣にはカルメル教会(写真左側)が建っており、その間には幅わずか約1メートルの細長い建物「秘密の家(Casa Escondida / Hidden House)」があります。
現在、秘密の家はカルモ教会の見学コースに含まれており、カルモ教会の入口から入場して内部を見学することができます。
カルモ教会(Igreja do Carmo)
営業時間:9:30〜17:00
カルモ教会へのアクセス
カルモ教会はポルト中心部に位置しており、周辺には人気観光スポットが集まっています。
特にレロ書店やクレリゴス教会は徒歩数分の距離にあり、あわせて観光するのがおすすめです。
ポルト旧市街を散策しながら効率よく巡ることができるため、徒歩観光にもぴったりの立地です。


カルモ教会観光の所要時間
- 外観のみ:約10〜15分
- 秘密の家を含む内部見学:約45〜60分
カルモ教会の入場料

| 大人 | 学生・シニア | 子供 |
|---|---|---|
| €7 | 不明 | 不明 |
※2025年12月時点の料金です。
教会内部と秘密の家を含む見学コースへの入場は有料となっており、チケットの購入が必要です。
チケットは現地で購入でき、クレジットカードでの支払いにも対応していました。
また、ポルトカードを利用すると入場料が20%割引になるため、お得に見学できます。
ポルト市内の観光スポットを複数巡る予定の方は、事前にチェックしてみるのがおすすめです。
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カルモ教会の見どころ
- 青と白のアズレージョが美しい外壁
- 金箔装飾が美しい教会内部
- 世界一狭い家と呼ばれる「秘密の家」
- 宗教美術や展示品が並ぶ博物館エリア
- 地下墓地と宗教美術の展示
- 教会上階から眺めるポルトの街並み
2025年12月末に実際に訪れた際の様子とあわせて、カルモ教会の見どころをご紹介します。
青と白のアズレージョが美しい外壁

カルモ教会の最大の見どころが、教会の側面を覆う巨大なアズレージョです。
このアズレージョはポルトガルでも有数の規模を誇り、ポルトを代表する観光スポットのひとつとして知られています。
近くを歩く人と比べると、その大きさがよく分かります。
私たちが訪れた際はあいにくの雨に加え、保存・修復作業のための?ガーゼのような保護シートで覆われていました。そのため本来の鮮やかな色は少し分かりにくかったものの、それでも十分な迫力がありました。


現在見られるアズレージョはヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアにあった工房で制作され、1912年に完成したものだそうです。
青と白のタイルには、カルメル会の創設やカルメル山にまつわる宗教的な場面が描かれています。
晴れた日には青空とのコントラストが美しく、さらに印象的な景色を楽しめると思います。
金箔装飾が美しい教会内部

外観だけでなく、教会内部も見逃せません。
金色の祭壇や美しい彫刻、宗教画が並び、外観のアズレージョとはまた違った魅力がありました。

祭壇には金箔を使った豪華な装飾が施されており、歴史ある教会ならではの厳かな雰囲気を感じられます。

教会内は静かで、落ち着いた雰囲気の中でゆっくり見学することができました。
世界一狭い家と呼ばれる「秘密の家」

カルモ教会を訪れたら、注目したいのが隣接する「秘密の家(Casa Escondida / Hidden House)」です。
カルモ教会と隣のカルメル教会の間には細い建物があり、その幅はわずか約1メートルほどしかありません。
この建物は、かつてカルモ教会とカルメル教会の空間を分けるために造られたと言われています。
上の写真でいうと、左端に見えるフェンスの奥にある扉が「秘密の家」への入口として使われていたものです。現在はカルモ教会内部からアクセスすることができます。


階段を上って最初に入った部屋には、デスクが置かれた書斎のような空間があり、その奥にはベッドルームもありました。
建物の外観は幅約1メートルとかなり細く見えますが、内部は想像していたよりは広く、幅は2〜3メートルほどあります。



さらに上の階には、リビングルームのような部屋やキッチン兼ダイニングルームもあり、実際に人が生活していた様子をうかがうことができました。
宗教美術や展示品が並ぶ博物館エリア

カルモ教会内には複数の展示室があり、見学ルートに沿って順番に巡っていきます。


教会上階には「Tribuna Senhor dos Passos(セニョール・ドス・パッソスのトリブナ)」と呼ばれる小さな礼拝空間がありました。
白いドーム状の展示スペースの中には、紫色の衣をまとい、十字架を背負って歩む受難のキリスト像が安置されています。
教会内部を見下ろすような高い位置に置かれています。
像の足の部分だけが色が変わっており、長年にわたり多くの信者が祈りを捧げながら触れてきたことがうかがえました。

回廊にも十字架や聖具が数多く展示されていました。
金や銀で装飾された十字架にはそれぞれ異なるデザインが施されており、宗教芸術としても見応えがあります。

長いテーブルとシャンデリアがある、貴賓室(Salão Nobre / Great Hall)。

祭服展示室(Sala de Paramentos / Vesting Room)には、金糸や刺繍で豪華に装飾された祭服が並んでいました。
中央には宗教行事で使われた儀式用の担ぎ椅子も展示されていました。

こちらの部屋は螺旋階段が印象的でした。カルモ教会やカルモ修道会に関わる王族や貴族と思われる人物の肖像画が展示されていました。

図書室(Biblioteca / Library)には、歴史ある書籍や資料が保管されており、ガラスケースには貴重な文献も展示されていました。
地下墓地と宗教美術の展示

見学コースには地下空間も含まれています。
地下には修道院長たちが埋葬された地下共同埋葬施設(カタコンベ)のほか、銀器展示室(Sala das Pratas / Silver Room)や聖遺物室(Sala de Relicários)があります。
カタコンベでは、実際に埋葬されている人骨やミイラを見ることができ、当時の宗教施設の歴史を感じることができます。写真は撮りませんでした。
また、展示室にはシルバーやゴールドで装飾された聖具が数多く展示されていました。
教会上階から眺めるポルトの街並み
カルモ教会の見学コースには屋上に上がれるエリアもあります。
私たちが訪れた日はあいにくの雨だったため見学しませんでしたが、上階からはポルトの街並みを眺めることができるそうです。
まとめ|ポルトを代表するアズレージョ建築
カルモ教会は、ポルトを代表するアズレージョ建築として人気の観光スポットです。
美しい青と白のタイル装飾はもちろん、豪華な教会内部や世界一狭い家と呼ばれる秘密の家など見どころが充実しています。
クレリゴス教会やレロ書店からも近く、ポルト観光の途中に立ち寄りやすいのも魅力です。
ポルトらしい景色や歴史的建築を楽しみたい方は、ぜひカルモ教会を訪れてみてください。
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