今回は、バルコニーに設置するプライバシーフェンス(目隠しフェンス)をDIYしたお話です。
市販のプライバシーフェンスをいろいろ探してみたものの、設置したい場所に合うサイズやデザインがなかなか見つかりませんでした。
しかも現在住んでいるのは賃貸。長く住む予定ではないので、本格的なフェンス工事にお金をかけたくない…。
そこで、Home Depotで木材や金具を購入し、自分でプライバシーフェンスをDIYすることに。
実際に作ってみると、設置場所に合わせてサイズを調整でき、費用もかなり抑えることができました。
この記事では、アメリカの賃貸住宅で作ったプライバシーフェンスについて、使用した材料や作り方、かかった費用、カビが生えた失敗、防水対策まで詳しく紹介します。
賃貸のベランダにプライバシーフェンスが必要になった理由
今回DIYすることになったきっかけは、新しい家に引っ越してきてバルコニーの目隠しが欲しかったからです。
部屋の横の通路から丸見えなので視線が少し気になっていました。
近隣の住人のバルコニーを見てみるといろいろな方法で目隠しをしていました。植物を置いたり、棒を立てて布のようなものをかけたり。人口の緑を壁にしている家もありました。
そこで、市販のプライバシーフェンスや目隠しパネルを探してみることに。
ところが、問題になったのがサイズです。
設置したい場所にぴったり合うものがなかなか見つからず、大きすぎたり、小さすぎたり。
デザインが気に入っても価格が高いものもありました。
さらに私たちが住んでいるのは持ち家ではなく賃貸です。
賃貸なので、建物自体に大きな工事をしたり、高価なフェンスを設置したりするほどお金をかけたくありませんでした。
「それなら、自分たちで必要なサイズに合わせて作った方がいいのでは?」
ということで、木材を使ってプライバシーフェンスをDIYすることにしました。
木材でプライバシーフェンスをDIY
- 簡単な設計図を作成
- Home Depotで材料を購入
- 木材を並べて組み立て
- L字金具と結束バンドで固定
- 無垢の木材をそのまま使ったらカビが発生
- カビを落として防水処理
- 自作のプライバシーフェンス完成
簡単な設計図を作成

まずは、プライバシーフェンスを設置したい場所のサイズを測り、簡単な設計図を作りました。
(紙がなくて、夫の日本語勉強ノートを借りました笑)
今回、市販品ではちょうどいいサイズが見つからなかったことがDIYを始めた理由なので、必要な幅と高さに合わせて作れるのはDIYの大きなメリットです。
どんな風に組み立てれば丈夫になるのか考えながら、木材の本数や長さ、必要な材料を確認しました。
Home Depotで材料を購入

材料はアメリカのホームセンター「The Home Depot」で購入しました。
まず購入したのは、無垢の木材7本と木にも使える多用途ネジ1パックです。
電動ドリルは、もともと家にあったものを使用しています。


木材は、Home Depotの店頭にある大型の電動ノコギリで、無料で希望の長さにカットしてもらえます。
今回は、7本を長めにカット。さらに、長い木材の切れ端も小さくカットしてもらいました。
小さい切れ端をさらに半分に切ってほしかったのですが、「これ以上小さくはカットできない」とのことで断られました。
ネジも種類がとても多く、どれを選べばいいのか迷いました。
フェンスは屋外に設置したままになるため、屋外でも使用できる多用途ネジを選びました。
もうひとつ重要なのが、ネジの長さです。木材を固定したときにネジの先端が反対側から飛び出さないよう、使用する木材の厚みに合わせて選びました。
DIYをしてみていろいろと勉強になりました。
木材を並べて組み立て

デザインはシンプルに、木材を横方向に並べるスタイルにしました。
完全に隙間を埋めるのではなく、木材と木材の間には少しスペースを空け、外からの視線を遮りながら、風も通るようにしました。
まずは、木材の切れ端を間に挟み、隙間が均等になるように調整して、完成形のイメージを確認しました。

配置や間隔を決めたら、横に並べた木材を縦方向の木材にネジと電動ドリルで固定していきました。

大まかに組み上がったところで、一度設置場所に合わせて横幅などのサイズを確認しました。
サイズは問題なく、フェンス自体は無事完成。
ここで次に考えなければならなかったのが、完成したフェンスをどうやって固定するかです。
L字金具と結束バンドで固定

まず設置する前に、もともと傷がついていた箇所は写真を撮っておきました。 賃貸なので、退去時に自分たちがつけた傷と間違われないようにするためです。
その場所には引っ越した時から傷があったので、おそらく前の住人も何かを設置して目隠しにしていたのかもしれません。

賃貸なので、できるだけ建物自体に穴を開けたり、加工したりせずに固定する方法を考えました。


そこで使用したのが、L字金具(Corner Brace)と結束バンド(Cable Tie)です。
L字金具を木製フェンスに取り付け、既存の壁に引っ掛けるようにして設置しました。(左上と中央下)

さらに結束バンドをつなげ、横にあるバルコニーの柵に上下2か所を固定しました。
これなら建物に穴を開ける必要がなく、引っ越す際にも簡単に取り外すことができます。
無垢の木材をそのまま使ったらカビが発生

完成した直後は、「安く作れたし、見た目もいい感じ」と満足していました。
ところが、しばらく屋外に設置していると問題が発生。数か月も経たないうちに、木材にカビが生えてしまいました。
ロサンゼルスなので、そこまで湿気はないだろうと思い込んでいましたが、屋外で使用する以上、雨や湿気の影響を受けます。
今回使用した木材には、屋外用の防水・保護処理をしていませんでした。
できるだけ安く完成させることばかり考えていて、木材を屋外で長く使うための対策まで考えていなかったのが今回の失敗です。
最初から屋外用の木材保護剤を塗っておけば、あとからカビを落として防水処理をするという二度手間にはならなかったと思います。
カビを落として防水処理

せっかく作ったプライバシーフェンスなので、カビが生えたからといって新しく作り直すのはもったいない。
そこで、木材をきれいにしてから防水処理をすることにしました。
まずはマスクをして、木材の表面をヤスリがけ。カビや汚れが気になる部分を中心に削り、表面を整え、たっぷりのエタノールで拭きました。
その後、木材を直射日光に当ててしっかり乾燥させてから、防水用のウッドフィニッシュを塗布。


防水処理には、屋外のデッキやフェンスなどに使用できる半透明タイプのウッドフィニッシュを選びました。
木材を完全に塗りつぶすのではなく、木目を残しながら色味を加えることができるタイプです。

実際に塗ってみると、もともと白っぽかった木材が、少し赤みのあるブラウンに。
薄く塗って乾かす作業を繰り返し、全部で3度重ね塗りしました。
自作のプライバシーフェンス完成

防水ウッドフィニッシュを塗ったあと、1日しっかり乾かしてから、またバルコニーに設置しました。
良い感じ!!
設置してみるとフェンスが少しねじれているように感じたので、結束バンドを追加し、できるだけまっすぐになるように固定しました。
白い結束バンドは目立ちますが、今のところはこのまま使用しています。気になるようであれば、今後外したり、フェンスと壁になじむ色に塗ったりしようと思っています。
プロが作るような本格的なフェンスではありませんが、外からの視線もしっかり遮ることができ、想像していた以上に満足のいく仕上がりになりました。
設置場所に合わせてサイズを調整でき、費用を抑えられたのもDIYしてよかったポイントです。
最初から防水処理をしておけばよかったという反省点はありますが、失敗も含めてDIYのいい経験になりました。
DIYにかかった費用
| 材料と工具 | 価格(税抜き) |
|---|---|
| 木材 7本 | $2.63×7=18.41、カット代$0.02×7=0.14 |
| ネジ 1パック | $6.98 |
| 電動ドリル | 持っていたもの |
| L字金具(Corner Brace)4個 | $7.14 |
| 結束バンド(Cable tie) | 持っていたもの |
| サンドペーパー(やすり) | 持っていたもの |
| 屋外用防水ウッドフィニッシュ 1クォート | $20.98 |
フェンス本体の材料費は税金を含めて、約36ドル。
そこに、あとから購入したBEHRの防水ウッドフィニッシュを加えると、今回のDIYにかかった総額は約60ドルでした。
もちろん、電動ドリルなどを含めれば、もう少し費用がかかります。
ただ、すでに工具を持っているなら、同じように材料費をかなり抑えることができると思います。
DIYのメリットとデメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 設置場所に合わせて好きなサイズで作れる 材料やデザインを自由に調整できる 費用を抑えられる場合が多い 賃貸でも大掛かりな工事をせず設置しやすい 必要に応じて修理や塗り直しができる | 時間と手間がかかる 電動ドリルなどの工具が必要 屋外用の木材やネジ、防水処理について確認が必要 木材をそのまま使用するとカビや劣化が起こることがある 仕上がりは作る人の腕次第 |
実際にプライバシーフェンスをDIYしてみて、市販品にはないメリットがある一方で、手間がかかる部分や注意点もあると感じました。
ある程度の時間と手間はかかるため、DIYの作業自体を楽しめる方におすすめです。
賃貸でDIYする際の注意点
- 契約内容や管理会社のルールを事前に確認
- 簡単に原状回復できる方法を探す
- 設置前の写真を撮っておく
賃貸住宅でDIYをする場合、持ち家とは違い、好きな場所に穴を開けたり設備を自由に変更したりできるとは限りません。
今回、私たちもできるだけ建物自体には手を加えず、引っ越す際に元の状態へ戻せる方法で設置しました。
ここでは、実際にDIYしてみて気をつけたポイントを紹介します。
契約内容や管理会社のルールを事前に確認
賃貸住宅によって、バルコニーやパティオなどの屋外スペースに関するルールは異なります。
プライバシーフェンスや目隠しの設置が禁止されていたり、高さや固定方法などに決まりがあったりする可能性もあります。
DIYを始める前に、契約内容や管理会社などのルールを確認しておくことをおすすめします。
簡単に原状回復できる方法を探す
賃貸で特に気をつけたのが、建物自体にできるだけ傷をつけないことです。
今回のプライバシーフェンスは、壁や既存のフェンスに穴を開けるのではなく、L字金具を引っ掛け、結束バンドを使って固定しました。
引っ越すことになっても取り外しやすく、建物側に大きな加工をする必要がありません。
設置方法を考える際は、「どう取り付けるか」だけでなく、「どう取り外して元に戻すか」まで考えておくと安心です。
設置前の写真を撮っておく
DIYを始める前に、設置場所の写真も撮っておきました。
今回の設置場所には、入居した時点ですでに傷がついている部分がありました。おそらく以前の住人も、何かを設置して目隠しを作っていたのだと思います。
退去時に自分たちがつけた傷と間違われないよう、もともとあった傷や汚れなどは、DIYを始める前に写真で残しておくと安心です。
可能であれば、傷のアップだけでなく、どの場所にある傷なのか分かるように少し離れた位置からの写真も撮っておくと分かりやすいです。
まとめ|賃貸の目隠しならプライバシーフェンスをDIYするのもおすすめ
今回は、アメリカの賃貸住宅で木製のプライバシーフェンスをDIYした体験を紹介しました。
既製品ではちょうどいいサイズやデザインが見つからず、賃貸なのであまりお金もかけたくない。そんな理由から始めたDIYでしたが、自分で作ったことで、設置場所にぴったり合う目隠しを作ることができました。
途中で木材にカビが生えるという失敗もありましたが、ヤスリがけをして防水処理をしたことで、最終的には満足のいく仕上がりになりました。
今回DIYしてみて特に学んだのは、屋外で使用する材料を選び、木材を使うなら防水・保護処理を最初から考えておくことです。
多少の時間と手間はかかりますが、自分の好きなサイズで作れるのはDIYならではのメリット。
賃貸で大掛かりな工事はしたくない、既製品では希望するサイズが見つからない、できるだけ費用を抑えて目隠しを作りたいという方は、木材を使ってプライバシーフェンスをDIYしてみるのもひとつの方法だと思います。
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